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KRYラジオ「大人の音楽堂」:イーグルス(2023.4.22OA)

イーグルスって曲がいいんですよね。歌詞の内容はかなりシビアで奥が深いモノが多いのですが、とりあえずメロディがいいんです。それで世界中に支持するファンが多いのでしょう。そこで彼らの世界観は時に明るく時に切なく…

1971年結成から常にアメリカンロックの先頭を走っていたバンドの代表格です。「ホテル・カリフォルニア」で頂点に達し、その後、苦しみながら1979年アルバム「ロング・ラン」発表。2度目の来日をしています。運よくコンサートを観ることが出来たことは非常にラッキーだったと今でも思います。しかしメンバー間の確執等で1982年解散。1970年代を走ってきたロックバンドには「魔の1980年代」なのではないかと俺は思います。それぞれソロ活動になり名前先行型のヒットは出ますが…。個人的に思いますが、高級スーツを着てイーグルス時代とはかけ離れたイメージの曲をハンドマイクで歌うドン・ヘンリーには正直残念な思いをしました。彼はやはりラフな衣装でドラムを叩きながら歌うのがいいんです。

そしてイーグルスは1994年MTVアンプラグドの流れで復活。この時のアレンジされた「ホテル・カリフォルニア」は見事です。そして世界ツアー。1995年2005年に来日…観に行きましたがバンドは必要以上にでかくなりすぎていた…そんな気がしました。勿論ライブは最高の演奏と楽曲で構成されていましたが、ドームクラスのライブ会場はイーグルスには似合ってないような気がします。

そして2007年オリジナルで構成されたスタジオアルバムでは28年ぶりの「ロング・ロード・アウト・オブ・エデン」をリリース。今回取り上げたアルバムです。売れまくりです。それだけ世界で人気のバンドなんでしょう。内容はイーグルスの原点的なカントリーテイストの曲もあり、見事なコーラスワーク、乾いたギターサウンド、渋い声…集大成です。アルバムタイトルの「ロング・ロード・アウト・オブ・エデン」は10分以上の大作。中近東的なサウンドを感じる新しいイーグルス。さすがです。それから16年経っているのでおそらくラストアルバムでしょう。しかしどのアルバムのどの曲もいいのです。2億枚以上のセールスには納得なのです。

さて来週は1995年にLAフォーラムで観た「ジミー・ペイジ&ロバート・プラント」です。またLED ZEPPELINです。お楽しみに。

今回オンエア
NO MORE WALKS IN THE WOOD 失われた森を求めて 
HOW LONG
LONG ROAD OUT OF EDEN エデンからの道、遥か
SOMEBODY
YOU ARE NOT ALONE 陽だまりの中へ
 


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