KRYラジオ「大人の音楽堂」:ジョン・レノン(2023.4.8OA)
僕がロックを聴くようになったのはTHE BEATLESの「LET IT BE」が発売された頃です。小学5年生で、既に解散していました。お年玉と小遣いをかき集めLPを購入。聴きまくります。そのことを友人に言うと「うちにレコードあるよ」とのことですぐに聴きに行き、初期のビートルズにハマるわけです。ジョン・レノンのロックンロールは特別ですね。ロックンロールの「ロール」の部分を強く感じます。うねりやグルーブが満ち溢れています。デビュー前のドイツ、ハンブルグ等での活動(武者修行)が利いています。
さて、ソロ活動は1970年から1975年くらいの短期間です。「ジョンの魂」「イマジン」「ヌートピア宣言」「心の壁・愛の橋」といかにもジョン・レノンというアルバムを1年に1枚リリース、もちろんどれも話題になりそれなりに売れます。しかしシングルカットされた曲以外はなかなかファン以外には受け入れられません。個人的に感じることですが彼の曲は歌詞を理解し聴きこむことが大切だと思います。「コールド・ターキー」「労働者階級の英雄」という曲は聴けば聴くほど凄いと感じますね。一般に平和へのメッセージ色が強く、平和運動的なことが世界で起きると「イマジン」が流れる。これはこれでいいのですが、ジョン・レノンは一人のロックンローラーであればよかったのに…と個人的によく思います。
1975年、カバー曲で構成された「ロックン・ロール」をリリース。当時まだ大物ミュージシャンのカバーアルバムは珍しかったので大きく取り上げられました。その後ショーンが誕生し育児に専念。ビートルズ解散後の約5年間の活動で、時代なのか彼はデカくなりすぎたのかもしれません。それが1980年の事件につながったかも…と感じます。約6年ぶりにリリースし、遺作となった「ダブル・ファンタジー」は名盤でしょう。世界的にはチャート1位、しかし日本ではあまり売れなかったのは少し残念ですが、まぁ時代に変化が起きていた1980年後半でしたから…。1981年には日本をスタートにワールドツアーが予定されていたそうです。残念です。ジョンの死は本当に残念です。あれから43年…メディアは改めて初期のビートルズ、「イマジン」以外の曲をたくさんオンエアしましょう。ジョンのロックンロールが日々に活力をくれるかも…
次回はサイモン&ガーファンクル解消後のポール・サイモンのソロからのセレクトです。アメリカの魂ともいわれている、なんとも天才的なメロディとサウンドを聴いてください。
今回オンエア
#9 DREAM 夢の夢
MIND GAMES
WHATEVER GETS YOU THRU THE NIGHT 真夜中を突っ走れ
(JUST LIKE) STARTING OVER
YER BLUES (THE DIRTY MAC)
JEALOUS GUY
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