見出し画像

KRYラジオ「大人の音楽堂」:GRAND FUNK(2023.7.1OA)

グランド・ファンクはリアルタイムだったこともあり大好きですね。ストレートでロックそのものです。とにかくかっこいいのです。高校に入学した時に初めて会ったクラスメイト。席が隣同士。グランド・ファンクで話が合い、仲良くなった思い出があります。海外のハード・ロックバンドがお互いに好きで友人が出来る。しかも今でも友達…いい時代です。40数年前だったと記憶します。

その後レーザーディスクというものが登場。メーカーさん主催のデモンストレーションが徳山市民館のホールで行われました。キラキラするレコードのLPサイズのものに当時としては最新の技術で映像と音が記憶されている。驚きでした。値段は20万円くらいだったと思います。肝心なのはソフトにどんなものがあるか?………あった。LED ZEPPELINの映画「狂熱のライブ」。確か9000円くらいしました。高い…しかし、自宅で好きなだけZEPが観られる。20歳過ぎでしたが思い切って分割払いの手続きを…そのうち違うソフトが欲しくなる。「出たー、グランド・ファンクのアメリカツアーのライブ」。お金をかき集め購入。ちょうど私が大阪で観たライブの再現のような内容で大満足。なんかワイルドさが少し欠けて、余裕というか洗練されリッチになったGFRですが最高です。ロックのお手本です。ライブの他になんとなくのプロモーション映像があります。ギター、ヴォーカルのマーク・ファーナーはなんと馬に乗り荒野を走り、カヌーに乗り、そして吹き矢をします。彼をご存知の方ならお判りでしょうが雰囲気は完全にネイティブ・アメリカン。とても納得した映像です。毎日のように聴いていた曲が次々に演奏されます。大騒ぎです。

彼らは同年代のバンド同じようにブルースをベースにした曲が多かったのですが、トッド・ラングレンのプロデュースから音楽性を広げていき見事に受け入れらえます。「ロコモーション」の全米ナンバー1で恰好たる地位を築きます。ツアーは専用ジェット機です。個人的にはやはり高校時代にテストをさぼってライブに行ったことは後悔してないです。こういう少年は何人もいたと思いますが…その1年後くらい、今度は女の子が大騒ぎし社会現象になったベイ・シティ・ローラーズ…今考えると同じなんでしょうね。

さてグランド・ファンクは今回かけた数曲がスマッシュ・ヒットしますが、やはり時代の流れかとりあえず解散。その後何度か再結成や解散を繰り返しますが、今でも健在です。いったい何歳なんだ?…ひょっとしたらオリジナルメンバーのドン・ブリューワーメル・サッチャーさんが天国へ…なんてネットニュースに出るのではないか、なんとなく不安です。しかしグランド・ファンクはグランド・ファンク・レイルロード時代からをもっと評価されるべきだと思います。

さて次回は変化球です。リッチー・コッツェンのソロを中心にミスター・ビッグ時代の曲もかけます。お楽しみに。

今回オンエア
THE LOCO-MOTION
SOME KIND OF WONDERFUL
BAD TIME
SHININ' ON
TAKE ME
SALLY
WE'RE AN AMERICAN BAND

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?