336. 自動車の運転免許証はあるけれど
大学生の時に自動車の運転免許証を取るために自動車学校に通った。
自動車学校のコンパクトにまとまっている空間で時速30km出すように言われ、「壁が!迫ってきて!怖いです!」とビビりちらかしていた。
乗り物は好き
それでも、もともと乗り物は好きなのでかなり楽しかった。
恐らく技能的にはギリギリだろうと思うが落第することはなかった。
自動車学校を卒業し、運転免許センターで筆記試験を受けてすんなり合格。
ところが実家には自動車がなかった。
運転免許証を手に入れた瞬間に、すぐに走り出せれば、ある程度のレベルまで引き上げることができただろう。
その結果、自動車の運転がさっぱりできない人間になってしまった。
運転免許証は身分証明書代わりになっている。
一回だけ運転してみた
自宅の車は専ら家族が運転している。
自宅の近所にある、前述とは異なる自動車学校のペーパードライバー教習に通って少し自信を取り戻した。
そして一回だけ自宅の車のハンドルを握ったことがあるが、家族を怯えさせるには十分だった。
と言われ、意気消沈。
でもやはり楽しいだろうと思う
そんなこんなで、一人旅をする時は公共交通機関で行かれる場所に絞られてしまう。
一方で「車をまともに運転できたらもっと世界が広がるだろうな」と思うこともあった。
もしかしたらそう思った時が再開の時なのかもしれない。
またペーパードライバー教習に行ってみようかしら。
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