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あの人は何を考えている?手のしぐさで心を読む!しぐさの心理学

心の本音はしぐさに現れる

人は言葉以外にも表情や体の動きといったしぐさを使ってもコミュニケーションをしています。ノンバーバルコミュニケーションと呼ばれるものです。


そして言葉以外の場所で行われるコミュニケーションほど本音や真実が出やすいという特徴があります。


言葉は頭で考えて作られるので相手や状況によっては嘘も混じってしまいやすいのですが、ボディランゲージなどの非言語のコミュニケーションでは本人にコミュニケーションを取っている自覚が少ないので嘘が混じりにくいのです。


なので、相手の表情やしぐさに注目してその時の気持ちや心の中の考えを察してあげるスキルを高く磨いた人ほどコミュニケーションも円滑に行えるようになり、それだけ人生の満足度も高めることができるのです。



ポジティブな反応を示すハンドシグナル

アメリカで成功したケン デルマーというセールスマンによると、私たちが人と会話をする時に行う手のしぐさ、通称ハンドシグナルと呼ばれるもので相手の考えていることや心理が読めるようです。


ハンドシグナルは手の動き方だけではなく、手の状態や置かれ方にも意味があるとされています。


なので、相手がじっと話を聞いているときでも、相手の手の状態を見ることでどんな心理状態かを予測して相手の気持に合わせて会話を変化させることができます。


今回はYESのしぐさとNOのしぐさに当たるハンドシグナルを紹介しますので、セールストークをするときや親しい人とコミュニケーションをする際の参考にしてみてください。



ポジティブな反応を示すYESの心理

手はリラックスしていて拳を強く握りしめていない
手を机の上などに広げて置いている
デスクの上の障害物を片付けている
顎をさすっている


デルマーによると上記に挙げたこれらのしぐさは、あなたの提案や説得に相手が満足している証拠となります。


たしかに他の心理学の研究でも、腕を組んだり拳を握っていないといったオープンな姿勢は目の前の相手を信頼し心を許しているときにあらわれるしぐさだと言われています。相手が拳を握っていなかったりこちらの見えるところに手を出しているところを確認できるだけでも情報としては十分です。


逆に相手を信頼していなかったり疑っていると、緊張したり警戒して体の動きが小さく閉じたものになる傾向があります。



リラックスしているシグナル

また、自分と相手との間に物を置かないということも心を開いている証拠になります。


私たちは好意を抱いていない相手とは物理的な距離を取るようにしているのですが、同席していてそれが難しい場合には、鞄などを置いて少しでも安心できるようにパーソルスペースを確保しようとします。


相手と距離をとったり障害物を置くことは気持ちが離れている証拠なのです。



好意的なシグナルを示したら積極的に行こう

相手が緊張ではなくリラックスしているように見えたら、あなたに好意を抱いている可能性が高いです。少なくとも嫌っているということはないでしょう。


相手が好意的なハンドシグナルを送るようになったら、相手はあなたの話をもっと聞きたいと思っている証拠になりますので、熱意を込めながら強気に攻めてアピールするようにすると良いです。


自分の熱意を伝えることで交渉がうまくいくという研究もありますから、チャンスがあるときには自分の気持ちをはっきりと伝えるようにしましょう。そうすることで相手の期待に応えることに繋がり、あなたへの信頼度も高くなります。



ネガティブな反応を示すNOの心理

手が握りこぶしを作っている
両手を股の上に置き、さらに肘を張り、両手の親指を組んでいる
両手を頭の上に組んでいる
ボールペンなどを盛んにいじっている
指で左の真ん中を押している
両手で顎を支えている
指で机をコンコンと叩いている


これらのしぐさは、その提案では承諾できない、話をやめてくれ、不愉快だというようなネガティブな心理を伝えている証になります。


つまり、このような動作を見せた相手は一旦交渉を中断したり話題を変えたいと思っているということです。ということは、あなたがここで無理に交渉しても失敗する可能性が高いわけです。


では、このような場合にはどう対処すればいいのでしょうか?



相手がネガティブなハンドシグナルを出したら?

ネガティブなハンドシグナルを出しているときには相手は心に壁を作っていて、これは本当に良い条件かを考え、どうすれば良い交渉になるのか考えるために頭を使っています。


そういうときにあなたが熱心に話を推し進めても相手の頭の中には内容が入ってきませんし、こちらの意図を受け取っていないと感じて疑いの気持ちも大きくなります。


なので、相手がネガティブな感情のしぐさや否定の合図を出したら一旦引いたり、話の方向性を変えたり、相手の話や要望を聞くようにして、相手の気持ちに寄り添うことが大切です。


そうして相手の心の状態に合わせて相手の話を聞くことができる人ほど、会話を充実させて相手の満足度を高くすることができます。


相手の満足度が上がればこちらの気分も良くなり交渉も上手くまとまるようになりますので、相手の心の寄り添って交渉を進めることは大切なのです。



相手のハンドシグナルを見て、押し引きのタイミングを掴もう!

相手が否定的なハンドシグナルを見せたら、こちらが相手の話を聞く良いタイミングなのだと考えて、相手のことを理解できるように集中しましょう。そして相手が肯定的な反応を示した場合にはより熱心にアピールするようにすると良いです。


物事には押すべきときと引くべきときとがあります。このタイミングを見極めて対処を変えることでお互いにとっても効率的で心地の良い話し合いをすることができます。


これは恋愛や結婚生活でも同じ話です。好きな人のしぐさから心理状態を見て、相手の気持に合わせてコミュニケーションを取ることでお互いに幸せな時を過ごせるようになるのです。


間違ったタイミングで相手に交渉を持ちかけることは相手とあなたの双方にとって利益にならないので、焦らずに相手のしぐさを見たり話を聞いてタイミングを計りましょう。


交渉事では焦った方が立場が下になってしまいます。なので、相手にリードしてもらうのではなくこちらのペースで話を進めたい場合には変に焦らないように注意しましょう。

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