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会話の主導権を握れる人たちの特徴は笑顔にあった!?リーダーシップの心理学

笑顔は存在感を増す

グループ内や組織内で自分の意見を採用してもらったり、議論の流れをコントロールするためには、なんとかして会話の主導権を自分で握らなくてはいけません。


実際にグループのリーダーとなる人はこの主導権の握り方が得意です。そこで今回は、会話の主導権を握れるようになるためのちょっとした心理テクニックを紹介します。


そのテクニックとは笑顔を見せることです。実は人前でよく笑う人ほど会話の主導権を握ることができるということがわかっています。


直感的に考えると笑顔を見せることで相手に舐められるような気がするので意外に感じる人もいるかもしれませんが、寡黙で威圧的な態度を取るよりも朗らかに笑顔を見せる人の方が実際にはリーダーシップが取れるようになるのです。


この心理のポイントになるのが笑顔を見せる人の存在感です。表情豊かに相手と接することで私たちは相手に自分の存在感を示すことができ、議論している中で自分の会話の量を増やすことができるようになるのです。



よく笑う人ほどよく話すことができた

オランダ ユトレヒト大学で社会心理学を研究しているアコ カルマ博士は、120名の大学生を対象に、3人ずつのグループを作ってもらい彼らに議論をしてもらいました。そしてその様子を観察したのです。


すると、議論の中でよく笑う人ほど他の人たちに影響を与えることができ、議論の主導権を握る頻度が多いことがわかったのです。


どうしてこのようなことが起こるのかというと、表情が豊かでたくさん笑顔を見せる人ほど周りの人に対する心理的な影響力が大きくなるからです。笑うことで参加者の意識が集まやすくなって、心理的についその人の話を聞きたくなるのですね。



たくさん話せる流れを作ることでリーダーになりやすくなる

確かに会話の流れを思い返してみると、笑った後には「それ面白いね」ですとか「〜ってこと?」という風に何か一言言いやすい空気にもなりますよね。


つまり、よく笑う人ほどグループ内の注目を集めやすくなり、その心理効果のために会話の主導権もよく笑う人が握りやすくなり、グループを導くために必要な発言の量も増えるのです。


よく笑う人がその場にいると、周りの人も安心できて、笑っている人に話を振ったり意見を求めるといったことがしやすくなります。だから笑顔見せる人の会話量は自然と増えていくのです。


このようにリーダーとなる人物は、表情をうまく使って自分だけではなく周りの人を含む会話の流れを自在にコントロールしているのですね。



自分の話をしたいときにはリアクションを大きくしよう

相手が話した後で自分の話を始めると、場合によっては相手から会話の主導権を奪ったような構図にもなってしまいます。


しかし今回の心理テクニックを使えば、相手が言ったことに対して笑いかけることで嫌味や威圧感といったものを相手に感じさせることなく、自然と自分の喋る順番を獲得できます。


リアクションを大きく取ることで、主導権を自然と握れるようになるのです。


なので、発言量を増やして会話の主導権を握りたいときには、人と話すときには表情を豊かにして、なるべくたくさん相手に笑いかけるように心がけましょう。



表情の豊かさはコミュニケーションを円滑にしてくれる

そんな風に感情表現が豊かな人ほど会話の主導権が握れるだけではなく、周りの人から好かれやすくなり、コミュニケーションもたくさんとってもらえるようになります。


つまり、感情が豊かだとそれだけ相手とも心理的に打ち解けやすくなるのです。


笑顔を見せるというテクニックは人と仲良くなるときの秘訣にもなりますので、好きな人と会話を弾ませたいときには笑顔はもちろんのこと、いろんな感情を表現して表情豊かな状態で会話を接していきましょう。


恋愛相手に求めるもので「たくさん笑う人」「笑顔が素敵な人」というのはよく挙がる特徴ですから、恋愛面でも笑顔は効果抜群なのです。


そして今回の研究が示すように、笑顔は恋の落とし穴であると同時に仕事ができる人たちの特徴でもあるのです。覚えておきましょう。

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