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四六時中も「好き」と言って、夢の中へ連れていって。真夏の果実 - サザンオールスターズ

サザンオールスターズの楽曲に『真夏の果実』というものがあります。有名なので知っている方も多いかと思いますし、タイトルを知らなくてもサビを聞けば「ああ、この曲か」ってわかるくらい日本では著名な楽曲です。

この『真夏の果実』のサビ部分の歌詞は曲のメロディと桑田さんの歌い方とが相まってなんとも可愛らしい感じになっています。今回の記事のタイトルにも使っていますが、


四六時中も「好き」と言って 夢の中へ連れていって


と、ストレートな思いを綴りながら同時に文学的な表現も使った、すごく可愛い歌詞ですよね。

この曲を今朝久しぶりに耳にしたのですが、「ああ、やっぱり良い曲だなぁ」と思った次の瞬間には「歌いたいなぁ」に変わっていて、ちょっと練習してインスタグラムにアップしました。

知らない人のために一応簡単な説明を入れておきますと、僕はちょいちょいインスタグラムに弾き語りの動画をあげています。はい、説明終わり。

最初はうろ覚えでサビのメロディを歌っていたのですが、原曲を聴いてみたらどうやら僕の歌うキーが半音下だったらしく、ちょっと修正と練習をしてから(あと多少僕なりにアレンジして)収録したんですけど、いやぁ本当に歌っていて気持ちが良かったです。


でも、実際にずっとそばにいる人に「四六時中も好き」って言われ続けたら、ちょっと参ってしまうんじゃないかと思いますよね笑。その言葉を聞き慣れてしまうこともあって、これではなんだか胸のドキドキ感も薄れてしまうよなぁ、と。ここでまさかのいきなりの興ざめコメント、すいません笑。

ただ、僕はそういう現実的なことを考えた後で、この楽曲が表す心情について思いを巡らせていたのですが、それでふと先日のAKB総選挙で結婚発表をした須藤凜々花さんのことを思い出したんですね。この騒動に関しては世間からの攻撃的な反応がいろいろとあったのですが、それに対する彼女の返しが僕は気に入っていて「ああ、いいことを言うなぁ」と思ったんです。

彼女は、


「我慢できるような恋愛は恋愛じゃない」


と言ったんですね。恋愛禁止だと言われて「ああ、そうですか、わかりました」と納得できるようなら恋なんてものはもともと存在していなかったのだと同じだと。

この言葉、かっこいいと思いませんか? こういう耳にすると一瞬ギクッとするような、まさに僕らの心に直接体当たりしてくるようなストレートな言葉が、まだ年齢が若いというだけでなく騒動の渦中にあってバッシングを受けて苦労しているであろう彼女の口から出てきたことに僕は「すげーなぁ」と感心したのです。

と同時に、まぁこれはちょっと批判的な僕の意見ですが、彼女より人生を知っているはずの歳上の大人たちからこういう類いの言葉が出てこなかったことに予定調和的な流れを感じました。こういう類いの言葉って、イメージで言うと人生の酸いも甘いも嚙み分けてきたようなオジさんやオバさんが言いそうじゃないですか? というかちょっと言って欲しいという期待感すら僕にはあります笑。

ただ、そういう僕が期待したようなことが発言がまわりから起こらなかったおかげで彼女の存在が僕の中で、あるいは世間の評価の中でより際立ったものになったのかなとも思っています。こういう人がアイドルと呼ばれるのであれば、僕はかなり納得できます。本来のアイドルというのは愛玩的な存在とは対極的な立場にあるものですからね。


いつの時代も、人々をギクっとさせられるような言葉を持つ人たちというのはそういう言葉以上の何かを持っているんですよね。


と、なんだか話が長くなってしまいましたが(本当は短くさらっと書くつもりだった笑)、最後に弾き語りの動画を貼っておきます。夏の恋が醸し出す甘く切ない雰囲気を、この記事を読んでくださっている人たちと共有できたらいいな、と思いながら。


真夏の果実 - サザンオールスターズ

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