20190327意識はどこへ向かうのか
<はじめにのはじめに>
2019年3月27日、今までの蓄積をなんとなくアウトプットします。
成長とは何か
発達とは何か
意識はどこへ進むのか
毎年恒例、マイルストーン。 STEP合宿2019でのイマココ。
<前々回までのあらすじ>
最新の自作体験学習モデル。Kolbの体験学習サイクルをベースに種々の理論を盛り込み。
・自己分析ツールを組み合わせることで、個々の得手不得手を簡単に分析、学習スタイルの特定も容易。
・細分化することで、状況把握と次のステップを把握可能に。
STEP合宿2018の成果から
体験後、振り返りにおいて下記の2つのサイクルに分かれて回る。
スキル面→PDCA<外面のサイクル>
感情と思考→ELC<内面のサイクル>
ある体験は「点」として記憶され、守られる(固定される)。
振り返りによって外面と内面2つの点に分かれ、2点をつなぐ「線」(点―点)が引かれる。
そして、他の線(経験)によって拡張・判断が可能となり、単一の経験の枠を破る(内省化)。
新しく形成される概念は2本の線による面(線―線)によってあらわされる。
固定概念ともいえる強固な面から離れることで、それらの組み合わせである「体」(面―面)を生むことが可能となる。
この「体」は新たな「点」である。
点:体験
線:振り返り
面:概念化
体:試行=点:体験
守:具体化インプット(体験→振り返り)
破:抽象化インプット(振り返り→概念化)
離:アウトプット(概念化→試行)
(試行→体験は「離」を抽象→具体で表すことも可能だが、試行段階に入った時点=体験の始まり、ともいえる)
<前回までのあらすじ>
体験学習サイクルにおけるスパイラル構造の縦軸に着目。
・縦軸の段階を分けることで「レベル差」を認識可能に。
・ライフサイクル(輪廻)を取り入れることで、スパイラル構造もサイクル論の範疇に。
・ただし図式化は難しい段階へ…よって今後は抽象化から具体化に進む。
レベルの「色分け」については、光のスペクトル(グラデーション)で表すことができる。
また、ライフサイクルの要素を鑑みると、色相環が相応しい。
「点」「線」「面」「体」と「守」「破」「離」の7段階で区切り、分類&図示してみる。
色彩論をベースに、7段階それぞれの役割と意味づけを行う。
点:赤<感情>
守:橙<知識>
線:黄<対話>
破:緑<受容>
面:青<内省>
離:藍<統合>
体:紫<創造>
・あらゆる存在は「色」を纏う。
・集団や場(集合体)は、集まった存在の混ざった色あるいは強い色が反映される。
・雰囲気や空気感など、状態(意識レベル)の変化によって色が変化する。
・色は物体を超えて伝搬する(波のようなものとして捉える)。
では、その変化をコントロールするには… ?
色の変化
レッドは知識によって対話へ
オレンジは対話によって受容へ
イエローは受容によって内省へ
グリーンは内省によって統合へ
ブルーは統合によって創造へ
ネイビーは創造によって感情へ
ヴァイオレットは感情によって知識へ
色を混ぜると…
赤×黄=橙<感情×対話=知識>
橙×緑=黄<知識×受容=対話>
黄×青=緑<対話×内省=受容>
緑×藍=青<受容×統合=内省>
青×紫=藍<内省×創造=統合>
藍×赤=紫<統合×感情=創造>
紫×橙=赤<創造×知識=感情>
赤が下位、紫が上位のイメージではあるが、紫の次は赤。
大切なのは各段階各色がバランスよく成り立つこと。
偏りはサイクルの動作不良を起こす。
<個や組織・場のコントロール法>
①対象の「色」を把握する
各色の強さや弱さ。理論を背景とした感覚に頼る。
②強化したい「色」を定める
自身の色によるバイアスに気をつける。
③段階の順を追って「色」を「混ぜる」または「加える」
この時、色が変わりきる前に次の色を加えると、くすむ=順を経なければ破綻する。
・最終的には全ての色(濃淡も含む)を自在にコントロールできる=サイクルを意識的に動かすことができる。
・扱えるレベルは、自らが加えられる色(つまり自身の色)まで。
ミクロなスパイラル構造=マクロなサイクル論(フラクタル構造)であれば、体験学習サイクルでも色相環が適用できる。
以下、応用&補足
考え中の諸々
どんどんマニアックになります
【サイクル論を二元的に考えると】
「暖色」を陽:外的(意識的)と捉えた場合、「寒色」は陰:内的(無意識的)となり、サイクル論的には逆行する動きとなる。その場合、中間色(緑や赤紫)は境界を支える軸ともなる。
参考:マズローの自己実現理論と照合
〜マゼンタ:生理的欲求(誕生)〜
赤:安全欲求(紫:生理的欲求が85%充足されている)
橙:社会的欲求(赤:安全欲求が70%充足されている)
黄:承認欲求(橙:社会的欲求が50%充足されている)
緑:自己実現欲求(黄:承認欲求が40%充足されている)
〜青緑:自己超越(自己実現を達成した上でさらに進む:逆転)〜
青:承認欲求からの開放(立場の放棄)
藍:社会的欲求からの開放(社会との隔絶)
紫:安全欲求からの開放(常識からの逸脱)
〜赤紫:生理的欲求からの開放(死の受け入れ)〜
【それぞれの段階における判断の基準】
赤:力(エネルギー)
橙:効率(生産量)
黄:プロセス(つながり)
緑:多元性(自他境界の認識)
青:全体性(内面理解)
藍:霊性(無意識下)
紫:信仰(集合意識)
【色相環から考える価値の成り立ち】
赤(感情)ー紫(創造):美(芸術)
橙(知識)ー藍(統合):真(学問)
黄(対話)ー青(内省):善(道徳)
【タックマンモデル✕色相環】
Forming
赤:メンバー個々人が安心安全を求める
Storming
橙:チーム内での役割を求める
Norming
黄:チーム内外での賞賛を求める
Performing
緑:チームの目的を通した自己実現(意識的な合一)
(青緑:中心が自己から他者へ)
青:他者の自己実現への参画(チームの目的は状況に応じて変動)
藍:自己・他者・チームの目的が一致する
紫:ゾーン・フロー・至高体験(無意識での合一)
Adjourning
どの段階でも起こり、グループの色を固定化する。
時間がたつにつれて、チームの色は薄くなる。
【おまけ】
点:そのもの
線:そのものと他のもの
面:そのものと他のもののつながり
体:それらはすべてつながって一つのものを構成している
守:そのもののみを意識する(外的な意識)
破:そのものを中心に考える(内的な意識)
離:そのものになる(統合)
【メモ】
・二元:4象限サイクル:スパイラルは、フラクタル構造を成しており、「守破離」で表すことができる。
・「色」については物理理論はもちろん、歴史民俗学、芸術やスピリチュアルな方面も参考に。
・7段階の区分けは「日本では」裏付けが多い。音階との関連も(共感覚など)。
・フラクタルの仕組みが正しければ、あらゆる法則は統合される。宇宙の理論と心の理論は同一となる。
【疑問】
光のスペクトルとインテグラル理論、色の扱いは同じでも順序が異なる点が気になる。輪廻の発想から、マゼンタ(またはクリアライト)から始まり両側が発達しながらグリーン(またはダーク)に至るのであれば説明がつく。あるいは、順序というものがそもそも存在しないという考えも可能。
<おわりに>
・キーワードは「バランス」
・内容がどんどん怪しくなっていく(ハナから怪しいのはさておき)
・個人的には具現化のシークエンスに突入中
・相変わらずのフィードバック&アイデア募集
・一緒に探求してみたい仲間も募集中
現段階で、文字起こしの限界にきています…解説ほしい方は連絡ください。
この内容を裏付ける理論は多岐にわたり、今回かなり端折って書いています。
(実際、基本的なレクチャーだけで1時間半かかりました)
質疑応答の形であれば説明しやすいのです。