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心理学検定キーワード第4章【社会・感情・性格】4.13(集合行動)

フラッシュモブのプロポーズについて

正直これは意見分かれますよねw

テーマパークでのフラッシュモブプロポーズであれば

二人の思い出がいっぱい詰まってるからとかあるかもしれませんが

駅とか公共の場でのフラッシュモブは

そこに参加していない第三者からしたら何してんの?って感じになっちゃいますよねw

後、普通に恥ずかしいw

そんな大勢の前でプロポーズしてする側も、される側も喜ぶのは

よっぽど自己顕示欲高いんちゃうんかって思ってしまいますw

個人的には無しですw

さて、本日のテーマは集合行動ということで

ファッションもそうですし、社会現象にまでになるゲームとかも含まれます。

また、群集心理についての超有名な人も出てきますので

そちらを抑えていただければと思います。

それではまとめの方はじめていくぅー


→集合の定義と集団との違い

集合というのは

一か所にものが集まることをいいます。

数学で集合というもの(部分集合とか)が有名ですがちょっといったん置いといてくださいw

集団も同じく一か所に集まる点では同じといえますが

両者の違いはそれぞれの特徴を見ればわかると思いますので、以下特徴記載しておきます。

集合:自然発生的。活動の目標、目的がはっきりしない。組織化の程度が低く流動的

集団:組織化され、構造が安定した集まり。成員間の相互作用が存在。

というところです。


→集合行動の分類

集合行動と同義的な意味のものとして

群衆行動がありますが、最も統制がされていない行動を指します。

代表的な集合行動の例としては

・民族間抗争や停電時に由来するような暴動

・災害時のパニック:買い占め行動とか

テロリズム:個人テロ、集団テロ、政治テロ、宗教テロなど

・モブ(乱衆)

・流言

・流行:ファッションなど

があります。


→感染説と合流説

集合行動の特徴についてブルーマー(Blumer,H.G.)

・参加者がある種の超越的な力に支配されているという感覚を持ちやすい

・一方向的なコミュニケーションになりやすい

・煽動、注意喚起、アパシーの克服のような感情的な性質を帯びやすい

という点を挙げています。

ブルーマーはアメリカの社会心理学者で、主として、集合行動論シンボリック相互作用論の分野で功績を残した人です。

上記の特徴はどちらかというとデメリット的なものになっていますが

フランス革命や9月大虐殺にかかわる四民の行動の観察から考察した

※ルボン感染説に通ずる考え方で

観念や情動が無意識の間に急速に伝染していくという」というものです。

一方、「もともと似た興味や欲求、情動を持つ人々が集合する」という

合流説という考え方もあります。

ここで重要人物が出てきましたので説明します。

ル・ボン(Le Bon.G.)

フランスの群集心理の先駆的研究者

1895年の『群集心理』という著書で一躍有名になりました。

ルボンは群集心理の特徴として

・道徳性の低下

・被暗示性

・思考の単純化

・感情的混乱

を挙げています。


→集合行動の意図的応用

集合行動は

既存の秩序や規範を逸脱した未組織的な行動として現れることが多い中で

最近は次第に組織化されて新しい価値の創出につながることがあります。

その例がフラッシュモブです。

ネットを通じた呼びかけによって同時多発的に同じパフォーマンスを行い周囲の関心を引き

目的を達成したら突如解散するという現象です。

これらは事前に一定の方針が共有されていて一時的に秩序や規範が規定されることがあり

集合行動の意図的応用としてとらえられています。


→本日の内容‐箇条書きまとめ

・集合は自然発生的、組織化の程度は低く流動的

・集合行動の例としてパニック、テロ、モブ、流行りなどがある

ブルーマー集合行動論シンボリック相互作用論で有名

ルボン感染説、群集心理が有名

・フラッシュモブは集合行動の意図的応用


以上。本日は集合行動についてでした。

次回は文化心理学についてです。

それではまた次回。









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