心理学検定キー7ワード第5章【臨床・障害】5.5(分析心理学)★★★
ここから当分は~心理学と療法の話になります
まいどどうも。
最近、導入のネタが無くなってきていますw
全く関係のない話をしてもいいのかとか、いろいろ悩みながらやってるんですよねw
そんなんいらんから本題入れや!っていう人もいるかもしれませんが
個人的にブログの導入が面白い人が好きなので
今後も気長にお付き合いいただけると幸いです。
さて、本日ですがユングが主役になりますね。
分析心理学のテーマをやっていこうと思います。
ユングで押さえるべき基本は明確ですので
そこを落とさなければ大丈夫です
それでは、本日もまとめていきたいと思います。
→ユングと分析心理学の成り立ち
ユング(Jung,C.G)は
スイス生まれ、バーゼル大学医学部卒業後に
ブルグヘルツリ精神病院で勤務した際にブロイラーに師事しました。
ブロイラーは統合失調症の高名な研究者でした。
一番最初にかかわったのはブロイラーという事ですね
その後、フロイトと出会ったのが1907年。
意気投合して国際精神分析学会の初代会長に指名されるなど
非常に緊密な関係にありました。
しかし、リビドーの定義を巡って激しく対立して
決別することになります。
このあたりのドラマは映画にもなってますし
本だったり、調べたらいくらでも出てきますので
気になる方はぜひ調べてみてください。
決別したことで、ユングは当初深刻な方向を見失うという事態に陥りましたが
自らの無意識と対決して一種の創造の病を行き抜き分析心理学を創始しました。
分析心理学は
フロイトの精神分析学と区別して名付け、元型心理学とも言われます
→ユングのリビドーのとらえ方
フロイトにとってリビドーは
何よりも性的エネルギーとしてとらえていましたが
ユングはより広い意味で心的エネルギーととらえました。
ユングの類型論は
心理学的タイプを外向‐内向の2つに分けて
それぞれ4種の心理機能(思考・感情・直感・感覚)を組み合わせた8つのタイプとしています。以下図を参考にしてください
→ユングと無意識
ユングは無意識を
・個人的無意識
・普遍的(集合的)無意識
に分け、後者の事を元型とよびました。
この元型が重要で以下7つをおさえる必要があります。
・ペルソナ(persona):社会適応のために身につけるもの
・影(shadow):受容できない暗い部分
・アニマ(anima):男性の心の中の女性像
・アニムス(animus):女性の心の中の男性像
・自己(self):心の全体性、統合性の象徴
・太母(great mother):生産・破壊の両面ある母性像
・老賢人(wise old man):知恵ある男性像
・トリックスター(trickster):秩序を乱しかつ回復する道化
です。
ん、なんかよく似たような感じの無かった?って思った方はなかなか鋭いです。
最初私は整理できずにごっちゃになってしまったのが
リーの愛のタイプ(4.10参考)と混ざってしまったんですねw
そんなあほな事しないって人はいいです。はいw
以上、本日は分析心理学についてでした。
次回は精神分析学の発展という事でフロイト以降の精神分析をメインにまとめていきたいと思います。
それではまた次回
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