心理学検定キー7ワード第5章【臨床・障害】5.17(知能検査)★★★
さすがにもうおぼえましたかねw
今回はビネーとウェクスラーのお話です。
知能検査といえばですよね。
5章までで3回、下手したら4回とか出てきてますので
いよいよ勝手に覚える気がしますね。
前回と同様に、全てを一回にまとめる機会を作りますので
試験直前はそれを見ていただけたらいいと思います。
それではさっそくやっていきましょう。
→対比的に理解すべき2つの検査
知能検査の開発に当たっては、多くの研究者が諸説唱えていまして
その中でビネー式知能検査とウェクスラー式が対比的に理解されています。
特にIQの考え方が重要で
ビネー式が比率IQでウェクスラーが偏差IQを使って知能指数を算出します。
ちなみに知能指数は100が平均で
85~が普通知能
71~84までは境界性知能と呼ばれています。
→ビネー式知能検査
ビネー式の開発者は
ビネー(Binet,A.)とシモン(Simon,T.)ですよね。復習です。
開発された当初の目的が
知的障害の(精神遅滞)児の科学的査定でしたね。
知能指数の求め方は
現在の能力(精神年齢)と実際の年齢(生活年齢)との比率です。
先ほども記載しましたが
比率IQという知能指数です。
日本で現在用いられているビネー式が田中ビネーⅤになります。
→ウェクスラー式知能検査
開発者はウェクスラー(Wechsler,D.)で
幼児用のWPPSI
児童用のWISC
成人用のWAIS
まずはこれを抑えることと
児童用のWISC‐Ⅲ(バージョン3てことです)については
言語性検査と動作性検査の2部構成で
言語性IQ、動作性IQ、全検査IQが産出されます。
さらに、上記に加えて4つの群指数
・言語理解
・知覚統合
・作動記憶
・処理速度
が導入されました。
日本では
2011年に改訂されたWISC-Ⅳ(バージョン4)があります。
このバージョン4は
15の下位検査で構成されて
全検査IQと4つの指標得点
・言語理解
・知覚推理
・ワーキングメモリー
・処理速度
が産出されます。微妙にバージョン3と違う部分があるので注意です。
以上。本日は知能検査でした
次回は心理検査の妥当性と信頼性について。
妥当性と信頼性もまたかって感じですね。
それではまた次回。
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