阪神タイガースの定量分析

阪神、残念でした・・・。

ペナントレースがほぼ終わったので、ちょっと定量分析をしてみたが、得失点の差をチームの実力と考えると概ね実力どおりの順位となった。(※中日とDeNAのみ逆だが。)

これを見ると阪神の弱点は得点力(5位)ということが分かる。それでも失点が少ないので、1位のヤクルトとの差は1試合あたり0.48点と最も近い実力差ということにはなる。

得点力と相関の強いセイバーメトリクス指標であるOPS(出塁率+長打率)を確認しても、チームはやはり5位で、個人別でも上位に阪神の打者がいない。
OPS 0.850以上の打者がクリーンナップに2人はいないと、ヤクルトや巨人に勝つのはなかなか厳しいだろうなあ。サトテルは、もっと四球を選んで、出塁率を上げないとクリーンナップは厳しい。四球は、村上105個、誠也86個、サトテル25個だ。

ドラフトで即戦力投手を3人取ったし、FAで又吉を獲得できれば中継ぎは盤石だが、より重要な補強はマルテ、サンズ、ロハスよりも打てる助っ人外国人を獲得することだと思う。

ちなみにDeNAのオースティンは、規定打席443にわずかに足りない439打席だが、OPSは1.006もある。

他チームの直近の話題だと、広島はドラフトで即戦力投手を中心に指名したので、弱点の失点は減るかもしれない。しかし誠也がメジャーに行ったら、大幅に得点力が減少して、来期もAクラスは難しそう。

中日は、監督が変わっても、ここまでの得点力不足はいかんともしがたいと思う。ドラフトで野手中心に取ったといっても、他チームと比較して相当見劣りするので、強力な外国人打者2人くらい補強しないかぎり、来期も最下位争いだな。リスクを取ってバレンティンあたりを獲得してはどうかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?