URK

とある田舎の老人ホームに勤めています。 介護福祉士と12年、生活相談員・介護支援専門員…

URK

とある田舎の老人ホームに勤めています。 介護福祉士と12年、生活相談員・介護支援専門員として8年の経験をまとめていきます。

最近の記事

  • 固定された記事

自己紹介

高校を卒業してから介護業界で働き、早20年。 色々と悩みながらも仕事を続けています。 初めから高い理想があったわけでもなく、高校時代の教師の勧めで介護業界になんとなく就職。 社会のことなど全く何も考えずに過ごしていた世間知らずが初めて遭遇した外の世界、それが特別養護老人ホームでした。 本当に初めての体験ばかりで、想像の遥か上をいく衝撃を受けたのを鮮明に覚えています。 その後、特別養護老人ホーム、デイサービス、小規模多機能型支援事業所を経験し、多くの人と出逢うことで職業人

    • 先日入居された方の娘様が「最後の最後に親不孝をしてしまった」と契約の際に涙されていた。 本当に大切に在宅介護をしてきたことが分かったし、後悔のないように自分たちも頑張らないといけない。 色々と改めて考えさせていただいた機会となった。

      • アセスメント

        生活相談員や介護支援専門員の業務には、入居者アセスメントという重要な仕事があります。入所や利用の前に行われる調査により、自施設での受け入れ可能性や提供できる支援内容を判断し、考慮していくことが求められます。 以下に、私が特養の生活相談員や介護支援専門員として意識している3つの要点を挙げます。 1つ目は「先入観に囚われないこと」です。調査の前にはケアマネジャーや関係者、ご家族から情報を収集することがありますが、これらの話を鵜呑みにしすぎると視野が狭まり、客観的な視点を失って

        • グリーフケア

          先日の介護支援専門員更新研修で在宅でケアマネジャーをしている人から相談をいただいたことについて書きます。 一緒の研修の班になった在宅のケアマネジャーをしている方(以下、A氏)より、 「利用者様がお亡くなりなった際に、ご家族にどういう言葉をかけていますか」 と質問を受けました。 特別養護老人ホームでは看取りをしているので、自分自身は入居者様の死に立ち会う場面は多い方です。 A氏へどのような言葉掛けをされているのかを確認すると 「なんて言葉が家族に響くか分からなくて。結局

        • 固定された記事

        自己紹介

        • 先日入居された方の娘様が「最後の最後に親不孝をしてしまった」と契約の際に涙されていた。 本当に大切に在宅介護をしてきたことが分かったし、後悔のないように自分たちも頑張らないといけない。 色々と改めて考えさせていただいた機会となった。

        • アセスメント

        • グリーフケア

          ケアマネ更新研修明日で終わります。 今日は班のメンバーに恵まれました。 まさかの4人中2人が薬剤師! たくさん学びます🤣

          ケアマネ更新研修明日で終わります。 今日は班のメンバーに恵まれました。 まさかの4人中2人が薬剤師! たくさん学びます🤣

          朝から同僚の切実な相談を受けましたが、途中でセーターを裏返しに着ていることに気づいて気が気でなかったです。こんな自分ですが本日も頑張ります。

          朝から同僚の切実な相談を受けましたが、途中でセーターを裏返しに着ていることに気づいて気が気でなかったです。こんな自分ですが本日も頑張ります。

          長い間コロナ関連でメンタルが病んでいました。明日より、また色々と自分の頭を整理していきます。

          長い間コロナ関連でメンタルが病んでいました。明日より、また色々と自分の頭を整理していきます。

          お正月は全て仕事をしたけれど、入居者様の笑顔を見られたのは一番のご褒美かもしれない。 家族には感謝のみ。 明日からまた頑張るためにアルコール注入中

          お正月は全て仕事をしたけれど、入居者様の笑顔を見られたのは一番のご褒美かもしれない。 家族には感謝のみ。 明日からまた頑張るためにアルコール注入中

          困っている人と困ってそうな人の違い 前者はこちらが判断するものではなく、後者はこちらが判断するもの。なので、後者に寄り添う際は課題の解決を望んでいない場合が多いように感じます。 大切なのは本当に困っている人を見極める力ということを改めて感じました。

          困っている人と困ってそうな人の違い 前者はこちらが判断するものではなく、後者はこちらが判断するもの。なので、後者に寄り添う際は課題の解決を望んでいない場合が多いように感じます。 大切なのは本当に困っている人を見極める力ということを改めて感じました。

          アンガーマネジメント

          人と関わる仕事をしていると、どうしても意見の合わないことや自分が許せないことで怒りを感じることがあります。 介護の仕事の場合は利用者やご家族、同僚に上司や後輩、他職種や他業種と関わります。 特に認知症の方への対応などで苦労している方が多いと思います。 わたしたちも人です。 ですが、プロとして仕事をしてく上で自分自身をコントロールすることが重要。 今回は介護現場でのアンガーマネジメントについて書いていきたいと思います。 ①自分のことを知る自分はどんなところで腹が立ちやす

          アンガーマネジメント

          看取り

          特別養護老人ホームは最期までお過ごしいただける施設となっています。 看取り介護について、生活相談員としての視点から気をつけていることを書いていきます。 ①考え方 人生を映画に例えると生まれたときをオープニングとすると看取り期は物語のクライマックスにあたりますり そして、わたしたちは主人公の物語を支える脇役。 介護での姿勢や立ち位置を理解しておくことが重要です。 ②意向確認 ご本人様の意向を終末期には確認することができないということがほとんどなので、事前に確認すると

          看取り

          回想録3 深夜のナースコール

          嘘のようで本当の話。 特養で介護職をしていた時のことです。 深夜にナースコールが鳴り PHSで受話した後に部屋番号を確認。 「ん??」 漫画のような二度見でPHSの液晶を確認したことを覚えています。 なぜなら、その部屋番号の入居者の方は寝たきりで両腕が胸のところで拘縮しており、ボタンを押せるはずもなく。 鳴るはずのないところからのナースコールに… 内心びくびくとしながらその部屋へ向かいました。 そこは4人部屋。 恐る恐るドアを開けると 薄暗い部屋の真ん中に黒い

          回想録3 深夜のナースコール

          相談援助

          特養の生活相談員の主な業務に相談援助があります。 特養へ相談に来られる方のほとんどが緊急性の高い方で、そこから入居待ちをしていただく場合が多いです。 自分としてはあらかじめご相談をいただけていると助かるのが本音です。 ご家族の立場に立つと必要になった場合、特養への相談は必要になったときになる気持ちも分かります。 介護保険についても同様です。 相談に来られた方の話をとことん聞くことはもちろんですが、どこまで知識を持っているのかを確かめる必要があります。 自分が実践してい

          相談援助

          承認欲求について

          私たちには色々と欲求があります。 その中で自分ひとりでは満たすことができないもの。 それが承認欲求です。 他者に承認してもらうことは誰もが嬉しいはず。 そんな自分自身もnoteの記事にアクションをしていただけると欲求が満たされます。 ですが、承認欲求が強くなり過ぎると自分自身を見失うことになります。 例えば、自分のしたことが褒めらたことがとても嬉しくなり、褒めていてくれた人の喜ぶことばかりをするようになる。それがエスカレートしていくと、自分のしたくないことでも褒めて

          承認欲求について

          回想録2 祖母の言葉

          祖母が亡くなって4年くらいになります。 祖母は自分の全てを肯定してくれた人でした。 病院に入院した時には看護師さんに 「うちの孫は介護のプロやで」 と自慢していたそうです。 自分は祖母が思っていたような介護のプロではないけれど、いつか祖母が誇れるような福祉の人間になりたい。 そのために1日1日を大切にしていきたいと思います。 #介護 #介護福祉士 #介護支援専門員 #生活相談員 #特別養護老人ホーム

          回想録2 祖母の言葉

          会議運営

          介護現場でも会議は色々とあります。 運営に関すること、業務のこと、ケアに関する会議や法律に定められている委員会の会議など。 今回は会議を主催する側の視点で話を進めていきます。 開催する会議の種類によって進め方は異なりますが、 会議の役割は主に ・情報の共有 ・内容の決議 です。 会議という場での情報共有は情報の透明性を高め、決議した内容をより強固なものとします。 では、ここから具体的に会議運営について話を進めていきます。 まずは会議の目的を決めます。 情報を伝える

          会議運営