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magazine① 染め屋の未来を考える

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SDGs(持続可能な未来)を目指して染屋の未来を真剣に考えていきたいと考えています。染め屋の未来を考えながら、若手職人としてどういった事を実践していくべきか、そんな女職人の目線で…
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#染め直し

洋服の染め直しを始めて丸1年総まとめ:染屋として思うこと

みなさんこんにちは。 群馬県桐生市の染屋4代目、平本ゆりです。 すっかり投稿が遅くなってしまいました。些細なことでも仕事を詰め込みすぎると、どうしてもSNSの更新やnoteの更新を先延ばしにしてしまうのは自分の良く無い所です。毎月15日更新は自分で自分のお尻を叩くつもりで自分で決めた事なので、これぐらいは毎月守っていきたいです。(独り言です) さて、今回は昨年から始めたお洋服の染め直し受付について書きたいと思います。実は今月(2021年10月)で、染め直し受付1周年を迎え

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作る選択・作らない選択

そもそも、これだけものが溢れてる時代にものを作る必要あるの? そんな事が頭を過ります。地場産業・伝統工芸は後世に残したい。でも、流行や一過性のものは作らない方が良い。長く愛されるもの、長く使えるものを作る事が私たち産地の人間の役割だと思います。自分たちの産業を再度広めるためにはどうしても、もの作りはせざるを得ない。 葛藤もありつつ、桐染は桐染なりにもの作りを続ける部分とものを作らない選択の2本柱で試行錯誤していきながら今後について考えていきたいと思っています。今日はそんな2本

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