六道慧の花暦 2021年12月(2)

『新・御算用日記 美なるを知らず』(徳間文庫)から、本日、発売です! 生田数之進と早乙女一角が、改易寸前の小藩に潜入して、立て直すシリーズです。
でも、諸藩の藩士たちは、幕府のお取り潰し隊だと思っているので、話はややこしくなる。



敵なのか、味方なのか、あるいは中立なのか。なにげない会話から、真実を探り、潜入した藩にとって、なにが一番、よい形なのかを見極める。
非常にむずかしいお役目です。

二人を助けるのが、頼りになる上役・鳥海左門。江戸版・理想の上司とでも言いますか。ときには命を懸けて二人を助けに行きます。
直接の上司である村上杢兵衛は、ちょっと頼りないですし、袖の下を危うく受け取りそうになったりしますが、そういった葛藤がありながらも、二人を補佐して動きます。

「自分よし、相手よし、世間よし」の三方よし。「金がなければ智恵を出せ、智恵がなければ汗を出せ」「民富めば国富む、民知れば国栄える」などなど、ぐっとくる場面が満載です。

さらに今回も絵師の村上豊先生が、軽妙洒脱なカバーを仕上げてくださいました。ありがとうございます、村上先生。『御算用日記』(光文社文庫)のときからの雰囲気そのままになりましたね。あまりにも違和感がなくて、吃驚したほどです。いつまでもお元気で、素敵な絵を描いてください。

ちなみに御算用日記は、若い二人が主人公の『御算用日記(光文社文庫)』が13冊と、幕末間近になった年老いた二人が主人公の『御算用始末日記』が3冊、発売されております。もし、興味をもたれましたら、ぜひ、どうぞ。
ちなみに今回の『新・御算用日記 美なるを知らず』は、昔の作品を読まなくても、わかるようになっております。
気軽にお手にとっていただければ幸いです。

#時代小説 #新・御算用日記 #お助け侍 #六道慧  

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