六道慧の花暦 2021年10月(1)
あの二人が帰ってきました‼
『新・御算用日記 美なるを知らず』、徳間書店さんから12月8日に発売です! 13巻まで刊行された本シリーズの続きの書きおろしです。生田数之進と早乙女一角が大活躍。カバーも同じく村上豊先生にお願いしました。
(まだ、カバー見本になる前の題字とカバー絵です)
『御算用日記』は若い時の二人が活躍する本シリーズと、年老いた二人がそれぞれの孫と幕府御算用者の仕事をする『御算用始末日記』が、3冊、刊行されています(両シリーズとも光文社文庫から発売されています)。
8年ほど警察小説を書かせていただいていたため、少し間が空いてしまいました。
昨年から書きたいとお願いして、ようやく発売となりました。久しぶりでしたが、数之進と一角は健在で、「待ってました!」という感じで、ワーッと一気にいきました。もう、本当に楽しかった!
コロナ禍、地震、台風などなど、先の読めない不安な時代になりました。だからこそ、時代小説ではないのかと思います。
初めての方も、ご心配なく。楽しんでいただけると思います。今回、書いて思ったのは、政治の世界というのは江戸時代そのままだなあ、と。
幕府の重鎮たちが、議員や官僚にあたりますよね。自分たちにとってまずいことが起きたときには、「なかったこと」にしてしまう点などは、まさに江戸時代のままだと、しみじみ実感した次第です。
小さな楽しみにしていただけたら……嬉しいです!
幕府御算用者VS幕府老中・松平信明。
無私の心と千両智恵で悪を打ち砕け。お助け侍が大活躍。お楽しみいただければ幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?