20220901 昼下がりの純粋な感情

学生の頃、頑なにインターンに参加するのを拒否した。単位が出ると言われても拒否した。大人になったら嫌というほど働くのに、今から働いても無駄じゃん、もっと遊びたい!という感情でいっぱいだった。

就活の時期になり、それなりに就活したけど、どこにも採用されず、「社会のなかで生きていくのは無理だな」と思う。

一緒にDJVJ活動していた先輩たちの多大なるご支援があり、なんとか就職。幸いにしてやりたいことを仕事にできた。やりたいことを仕事にして思うのは、楽しいということ。そして楽しいの先にある感情は「遊び」なんだと思う。あの頃はただ真剣に遊んでいただけで、働いているという感覚はあまりなかった。それ故に働くこととのギャップにも苦しんだ。「社会のなかで生きていくのは無理だな」と思う。

だんだん仕事が辛くなった。きっと「働く」ということをいつの間にかしていたんだと思う。そのうち会社に行けなくなったり、会社の中で先輩と大喧嘩したりと、情緒不安定だった。というか双極性障害になった。「社会のなかで生きていくのは無理だな」と思う。

多少は良くなったけど、いまでも嫌な仕事は気分が乗らないし、遅刻したり在宅勤務に切り替えたりしてしまう。もういいかげんにしたい。そう思いながら今日も在宅勤務する。「社会のなかで生きていくのは無理だな」と思う。

だけど、仕事は、ランドスケープデザインは、わたしにとって社会とつながる真っ当な手段なのだ。切り捨てるわけにもいかないし、好きだから切り捨てたくもない。そんなモヤモヤの頭の中にあるのは遊ぶことだけ。そういえば、遊びの感覚でデザインしたのはもうどれくらい前なんだろうか。

今日は働かずに遊ぼうと思う。嫌な仕事のなかに遊びを見つけてみようと思う。真剣にデザインと遊んでみようと思う。

「社会のなかで生きていくのは無理だな」と、やっぱり思うけど、その中にもきっと遊べる要素はあると思うから、もう少しだけ社会のなかで遊んでみようと思う。

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