女王の戦略 2019版 観劇雑感

初日と16日と2回!見てきましたので感想をつらつらと書いていこうかと思います。

注意

・キャストさん全員に触れるものじゃありません。
・どころか贔屓にしか触れないかもしれません。
・初演はDVD視聴済みです。
・そのため初演よりも好きとか好きじゃないみたいな話を書いたりします。
・千秋楽迎えたし、なにより再演なのでネタバレしていきます。
・とはいえ全体概要くらいで詳細までは書きません。
・DVD見るまで我慢したい人は先に進まないでください。

きっかけ

ぶっちゃけ、初演DVD見た時は、結末が個人的に好みじゃないなーって思っていました。
そんなところで再演が発表され、加藤靖久さんご出演とのことで観劇を決めました。正直なところ、ビジュアルと役どころ発表されたときは複雑でした(いやビジュアルはめっっっっっっっっっちゃかっこいいし火傷の痕隠してる風貌だったしなんだあれ好きーーーーってなったんですが、最終的にはやられちゃう人ことプレゼンターの黒岩清玄だったし……)

本編感想

初日と言いつつ、初演の内容を知っていたので、2回目観劇気分で臨みました。1番最初の黒岩さんと三上俊さん演じる中山基による、事の顛末を説明するシーンでもう好きーーーーーーーーーーってなりましたよね……中山さんも黒岩さんもお客様に向けて、の対応でもあるから、動きが綺麗だし、ピタって止まってるし……加藤さん足長いし(関係ない)(でも動きがきちっとしてる分超綺麗に見えましたほんとほんと)

互いに誘拐された大事な人のために、身代金を持ってきて集まった4人の男性。彼らは、話をしていくうちに、互いがおなじ立場に立たされていることを知る。そして誘拐犯によって地下室に閉じ込められてしまった。スーツケースに残された、1発しか弾が込められていない拳銃、4丁と共に。
彼らは誘拐犯から4億円を持ってくるようにと言われたが、それぞれ4億に満たない金額しか用意することが出来なかった。閉じ込められた彼らに、誘拐犯は再度連絡する。「4億円用意すれば、人質を解放する。」
彼らは互いに理解し合う。他の奴らから現金を奪えば、自分の大事な人は助かるのだと。

ここまでが、カードと呼ばれる彼らの話。互いに拳銃を向け合い、どうしたらいいんだと途方にくれる中、すごく嬉しそうに状況の解説や、カードのプレイヤー達の紹介をしていく黒岩さん。好き(そればっか)
ここのプレイヤー達の登場シーンは、圧倒的に再演の方が好きです。センターから、黒岩さんの紹介名乗りと共に現れて、各自の席に移動していくところにも、各キャラクターそれぞれの性格とか個性が出てるのがたまりません。

プレイヤーは、カードと呼ばれる人達が誘拐されたと思っている大切な人。実は、この誘拐自体がそもそも狂言! デビルズプレイ という組織、企画?の中で行われる シャムコール というゲームだったのだ!
プレイヤーは、自分のカードに電話をして、カードを操作し、4億円を手に入れると、自身の勝利。4億円はそのまま勝利者への報酬となる。
1度使用されたカードは機密保持のため始末される。

という、デスゲーム系バトロワ系カイジ系みたいな展開になっていきます。
ここの、プレイヤー達の登場シーンは、紹介していく黒岩さんの見せ場でもあるのでほんと好きです。水崎綾さん演じる野崎鈴花登場時に、アイドルのファンサを求めるファンかってレベルで視線合わせようとしつつ両手振ってるの見てるとかわいいかよってなるし、登場してからもBGMに合わせてリズムとってるの見るとかわいいかよってなります。黒岩さんが楽しそうでなによりです!!そりゃーこれだけ盛り上げてくれるんだから、プレイヤーや視聴者からは人気だよなぁ黒岩さん。あれ、私プレイヤーだったっけ?

女王の戦略は、舞台上方のプレイヤーたちのエリア、舞台下方中央のカードたちの閉じ込めれている地下室、舞台下方手前側のシャムコールとは関係のない外のエリア、という形で大きく3つに分かれています(千秋楽迎えたキャストさんたちが全員揃ってるめっちゃいい感じの写真をtwitterでアップしてくださっているのでそちらを見てもらったほうがわかりやすいかも。)初演のときと基本構成は同じですが、プレイヤーたちのエリアの高さが上がりましたね。

実は、初日公演を観劇したとき、拳銃が入っていたスーツケースがカードたちの一悶着で本当は行くことが無い外のエリアまで蹴り飛ばされてしまったんですよね。どうするんだろうなーって思いつつ見守ってたんですけど、ゲーム中の状況を説明しつつしれっと階段降りてしれっと移動していた黒岩さんがさっとスーツケース回収して、何事もなかったかのように階段登って鈴木大裕さん演じるハシモトに渡してました。アドリブ…!?いや、台詞はアドリブじゃないけど挙動はアドリブ…!?でもそうは見えない!!かっこいい!!黒岩さんというか加藤さんスマート…!(そればry)

ゲーム自体はよくもわるくもつつがなく進行していきます。
銃を使わない方向での解決を模索しようと提案するものの何もアイデアが出てこない畑中智行さん演じる萩原和馬に対して、そうとは悟られないように、けれど相手を殺すようにあれこれと仕向ける永井幸子さん演じる萩原桐子がいたり。
くじによる金のやりとりをしてみようと、倉貫匡弘さん演じる松倉永真が、髙木俊さん演じる榊照之の指示の元で提案してみたり。
冷静に、情報を集めようと場の主導権を握っていた増田裕生演じる新田篤の態度が他のプレイヤーから不興を買ったことで、伊藤えみさん演じる加奈目深雪が誘拐犯から暴行を受けた演技を電話越しに聞かせて、新田を焦らせようとしたり。
篠原功さん演じる野崎タケルが、他のカードの境遇や状況に感情移入してしまっている時に上からツッコミを入れつつも心からゲームを楽しんでいる野崎鈴花がいたり。

このゲーム中にも、自分は黙ってゲームを観戦し、あれこれと展開を推理している素振りをしたり、誰かが誰かを殺すっていう展開になったときにはめっちゃ煽るように「いいぞ!そこだ!早く早く!!」みたいなリアクションしていたり、膠着状態に戻ったときには、「なーんだ。つまんねーのー。」みたいなリアクションしてたりする黒岩さんがめちゃくちゃ楽しいのでDVD化の暁にはそのへんも含めてカバーしていただけると私がとても嬉しいので1つよろしくおねがいします。
一方で、萩原和馬の妹、MiKiさん演じる萩原よし乃が、捜査上ペアを組んでいる、鐘ヶ江洸さん演じる早川雅人とともに、誘拐の通報が入った家に捜査に向かっていってたりします。兄の家に寄ろうと電話をしたら、その兄はデスゲーム真っ最中。返答に不安を感じたよし乃は、兄夫婦の家を訪れ、そこでまた兄に連絡をする。電話先からの応答で兄夫婦が誘拐されたことを知ったよし乃は、情報を求めるために"ワタナベさん"に連絡を取る。その情報源と、新たな協力者"アリガチトセ"のおかげで、デビルズプレイにたどり着くが、そこまで協力してくれていた早川に裏切られ、捕まってしまうという展開に。

私!!ちゃんと!!渡辺さん!って電話したときに!銀ちゃんだーーーーーー!!!!!!って脳内で思ってました!!!(とはいえちゃんとキャラ紹介とか読んでなかったせいで、萩原よし乃さんがペインコレクターの萩原さんだと思ってもおらず……失礼しました。orz)
……しかし、渡辺銀と黒岩清玄が同時に存在している世界線……すごいな…。
気になる人はペインコレクターのDVDを買おう!!絶賛ピウス企画さんのショップにて発売中!!銀ちゃんはいいぞ!(お名前が出ていたアリガチトセさんは、今回の永井さんが演じられていたし、増田さん主演だし、畑中さんも伊藤さんも出てたから)URLはこちら!

ペインコレクターDVD
http://pius.shop-pro.jp/?pid=136064644

メールで通報してしまったことが運営側に露呈したことによって、新田篤と加奈目深雪はペナルティを受けることになり、圧倒的に不利な状況になってしまう。
そこからパワーバランスが崩れたことで、一気に話が進み、野崎タケル、新田篤が松倉永真によって殺害され、萩原和馬との1対1。ただし松倉は銃弾を2発持っているという優位な状態。萩原桐子は萩原和馬に、妹から得ていた情報にほぼ間違いではないだろうということを伝え、自分を殺させるために生きぬくことを奮起させるという戦略をとって、カードの最後の戦いがはじまる。結果は、すきをみて銃を撃った松倉永真の勝利。必然的に、今回のシャムコールは榊照之の勝利!

……と思いきや、榊照之は、早川雅人、さらに中山基と手を組んで、黒岩に復讐をするために、今回のゲームに参加したと。種明かしをしていきます。
松倉永真が殺したと思った3人は、それぞれ麻酔針で眠らされていただけだったり、ペイント弾で撃たれて死んだふりをしていただけだったりということで、全員生きていました。
萩原よし乃ももちろん無事。早川雅人と共に、榊照之以外のプレイヤーたちが変な気を起こさないように拳銃で警戒していました。
プレイヤー女性陣3人と黒岩は彼らに誘導され、連れて行かれた先は、それまでカードたちが居たような場所。眼の前には黒いスーツケースが。
中山による最後のシャムコールの開催が宣言されて、物語は幕を閉じる。

このとき、連れて行かれる黒岩さんがもー反省とかしてないの。榊さんに「カードにされた人たちの気持ちがわかるか…!?」って聞かれたときも「くだらん。」って一笑に付してるの。2回目見に行ったとき、それがすごい顕著で、退室させられるときに、榊さんのことニヤつきながら見てて、早川さんにさっさと行けって感じに突き飛ばされるまで動かなかったんですよ…いやー狂ってるー好きーーーってなってました。カードにされたとわかった時の悔しそうな声とかもうほんとに…!悪役として、最高でした。

全体の流れはざーっとこんな感じなのですが、正直なにも語ってないに等しいので、気になる人は女王の戦略2019版のDVDを買おう!(販促か?)URLはこちら!

女王の戦略 2019 DVD
http://pius.shop-pro.jp/?pid=141360438

あーこの人加藤さんのお芝居好きなんだなってうのはわかっていただけたかと思います。
それ以外方となると、やっぱり水崎さんが個人的に好きでした。なんかもう、本当にこのゲームが存在していて、そこでのゲームを本当に楽しんでいる一プレイヤーなんだなって思うくらいに、あの場所にいるのが自然だと、思わされました。すごい。
あとは高木さん。ぶっちゃけ、私が初演でしっくり来なかった結末が、高木さん演じる榊だとすごくしっくり来ました。復讐のためでしかない。っていうところが、黒岩に言葉を投げかけるときに感情を抑えていたのを見て、勝手ながら腑に落ちました。
あとはやっぱり畑中さんと永井さんのペア。主演組だからというのはあるかもしれませんが、普通の人が、殺意やらなにやらを暴かれていく様は見ていてとてもこう……ゾクゾクしました。

と、言ったところで。
今回の雑感はここまでとさせていただきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?