Patch11.12 6/26~

競技シーン備忘録シリーズ

LECのWeek3からXL vs MSF。試合を通してMSFが圧倒するわけだが、大きな要因としてソロレーナーとジャングラーの連携の良さがあげられる。試合時間2分20秒でセジュアニを発見しクリアスピードを確認すると、リーシンは先手を取れることを確認しトップレーンへとGankを狙う。それに合わせてグウェンはダメージトレードを開始するセットアップを行っている。また同様に試合時間5分30秒のミッドレーンへのGankでは、不利なマッチアップのサイラスからダメージトレードを仕掛け、アカリに対応を迫る。アカリのWが使われ、なおかつEがサイラスに当たったのを確認してからリーシンがGankをする。これによってサイラスのレーン不利が緩和されている。連動とジャングルアドバンテージの活かし方が見事。この2つのシーンのためだけにこの試合を選びました。

LEC Week3のMatch of the WeekであるFNC vs G2。サポートのPickがタリックとパンテオンという珍しいものになったが、タリックはランブルやノクターンのULT対策、パンテオンはカリスタやFNCのマップ全体そこかしこで戦うスタイルへの対策だろうか。G2が序盤から有利を作っていくのだが、16分15秒あたりからの2つ目のドラゴンをかけた勝負で敗北し、ずるずると試合のコントロールを失っていく。FNCはこのドラゴンファイトのために14分50秒時点でBotでRekklesに仕掛けフラッシュを奪いにいっており、そういった次のファイトのための準備やリソースを奪う動きが効果的だった。戦闘を始める判断もFNCのほうが攻撃的で、一方のG2は受け身になっており、両チームの現状が伺えるような試合になっていた。

無敗のLNGと調子の上がってきたRAの試合。この試合でLNGはTopにスプリットプッシュが得意なフィオラを起用する。今のドラゴンシステムになってからスプリットプッシャーはMetaから消えたが、なぜ消えたのかがよくわかる試合になっている。対面をソロキルしたにも関わらず1stヘラルドが取れない、ドラゴンのために準備しなければならないのでスプリットプッシュをしている暇がない、集団戦が中心なので集団戦の得意なチャンピオンにした方が良い・・・。それでもこれだけ肉薄した内容になるのはLNGの強さではあるが、さすがに難しかった。

無敗のEDGとすでに2敗しているTESの1試合目。EDGの強さはBotにあるのだが、この試合ではTopのFlandreを育てる戦略でTESと戦うことを選択した。一方のTESは夏からTopが369から新人のQingtianへと変更され、Knight頼りな試合が多い。しかしこのシリーズは良い意味でKnightがあまり目立たず、KarsaやZhuoの素晴らしいプレーでEDGを追い詰めていった。特にKarsaが素晴らしく、Lv6になってからのダイアナの爆発力を遺憾なく発揮している。また序盤しこたま狙われたQingtianもKarsaの力を借りてファームすると、集団戦で高い個人技を発揮している。

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