メディックメディアCBT模試の結果と所感

毎日暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

先日メディックメディアCBT模試を受験しました。

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結果は上の通りです。
本番のような採点除外問題はおそらく存在せず、当日解いた320問全てが採点された結果の83.1%だと思います。自分でも正誤数を確認してみたところ、83.1%になりました。

解いてみた所感として、QBを作っている会社と同じ会社が作成する模試にも関わらず、QB以外からの出題がかなり多いことに衝撃を受けました(どっから情報得てるんだ?)。

模試受験後、次の日の4時に解説が閲覧できるようになります。
1問ごとに受験生の平均正答率が表示されるのですが、QBでかすってすらいない分野の出題はガクッと正答率が下がっていました。中には正答率が10%をきるような、言ってしまえば悪問と呼べるような問題も存在しました。

本記事では僕が解説を読んで納得がいかなかった、あるいはとても難しいと感じた問題について執筆したいと思います。まだ模試を解いていない方は、以下ネタバレになる可能性があるのでご注意ください。


以下ネタバレ


3(ブロック)-5:二次性高血圧を最もきたしにくいのはどれか.
選択肢に甲状腺機能低下症とSIADHがあり、公式解答的にはSIADHが最も高血圧をきたしにくいとのことでした。病みえでも甲状腺機能低下症はむしろ低血圧をきたすかの如く記載されていましたし、あまり納得がいく問題ではありません。
8/5時点で平均正答率は9.5%でした。

3-56:MRSAの院内感染リスクが最も低いのはどれか.
選択肢に「栄養不良患者」と「以前にMRSA保菌していた患者」があり、公式解答的には選択肢の中では栄養不良患者が最も院内感染リスクが低いとのことでした。獲得免疫が働くと思うんですけど、どうなんでしょう?
8/5時点で平均正答率は4.3%でした。

4-20:有機リン中毒でみられないのはどれか
選択肢の頻脈を見て飛びついた僕が馬鹿でした。答えは口渇で、これは抗コリン作用なので確かに不適切ではありますね。解説によれば、「ムスカリン様作用(副交感神経刺激症状)として徐脈が出現するが,ニコチン様作用(交感神経刺激症状)として頻脈が出現することもある.」らしいです。はぇ〜。
8/5時点で平均正答率は25%でした。

5-34:AIDSの指標疾患でないのはどれか.(多肢選択問題)
答えはアスペルギルス。これもうわかんねえな。個人的に本模試で一番理不尽だと思った問題です。
8/5時点で平均正答率は11.2%でした。

6-9:(1/4)74歳の女性.本日起床時に気を失い倒れた.5分後に目を覚ましたが,呼吸困難や過呼吸を認めている.5日前に転倒してから左腰部痛を訴え,本日まで寝たきりで過ごしていた.
聞くべきことに含まれないのはどれか.


この設問では「腹痛はあるか」と「周りに同様の症状を示す人はいるか」という選択肢があり、非常に迷いました。この症例において腹痛の有無を聞くことが何の鑑別疾患に繋がるのかよくわかりません。どなたかご教授ください。

以上ネタバレ

家でリラックスした状態とは言え、320問を解くのは非常に疲れました。純粋な知識力ももちろんですが、多肢選択肢、四連問でも普段と同じような思考力を保ちながら解答できる体力もまだまだ足りていないと感じました。

CBTまで残り1ヶ月、頑張ります。


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