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【18祭】YOASOBI 『ハートビート』歌詞を18祭参加者が徹底考察

 1000人の18歳と共演するNHK主催の18祭というイベントにわたくしテリー、コーラスとして参加させていただきました!今回は自分が聞いた18祭参加者の思いと自分が体験してきた事をもとに18祭テーマソング『ハートビート』を読み解いていきます。


いんとろだくしょん

 18祭には毎回テーマが設定されています。今回のテーマは「心音」曲名まんまですね。そのテーマをもとに応募者はメッセージ動画を取るわけですが、今回は担当アーティストがYOASOBIということもあって文章での応募もできました。私を含め文章で応募した人は少なくなかったです。

1.いつか心にもない軽口で

いつか
心にも無い軽口で
みだりに君を怒らせてしまったね
「ごめんね」さえ言い出せなかった
この心臓の音がうるさくて
いつだっけ
これ以上は止めにしようと
組み上げてきた積み木を手放した
鼓動に揺れた指先に触れて(ah-ah-ah触れて)
崩れてしまう前にと

YOASOBI『ハートビート』

 ちなみに18祭の参加者は必ずしも18歳とは限らず、17歳からギリ21歳まで参加できました。さて、いつどんな年齢でも人間トラブルはあります。自分に正直になれないことを他人のせいにしちゃう人を時々見かけます。ちょっとやそっとのことがきっかけで人間関係は崩れていきます。その前に一歩立ち止まってよく考えると…

2.そう悩みの種はいつも

そう悩みの種はいつも(いつも)
誰かのことと 明日のことと 未来のことばかりだ
ねぇ 考えるほど駆け足で脈打つリズム
もっと上手に もっと綺麗に刻めたら

YOASOBI『ハートビート』

 18歳、ちょうど自分の進路に悩む時期ですよね。人によってはとてつもない努力をもって挑戦をする時期でもあります。がむしゃらに前に進むなか、上手くいかないときの葛藤が描かれえています。
 18祭参加者の中にも現在進行形で努力をしている人がたくさんいました。それも自分が霞むくらいにキラキラした目で。

3.足がすくんでしまっても

足がすくんでしまっても声が震えても
おかまいなし 心は置き去りのままで
加速していくビート まだ準備もできてないのに
右向け右のとうりにはみ出さないように
揃えられた僕を取り残したままで
加速する日々よ
どんな風に歩いてたっけ(tu ru tu)
どんな僕が僕だったっけ

YOASOBI『ハートビート』

 自分が話を聞いた中では「ミュージシャン」や「落語家」、「ゲーム会社設立」のような夢を語っていた人たちがいました。その人らの中には高校生もいて、学校の先生が言うような 周りと同じような進路に行かない彼らは、自分の芯を持っているように見えました。
 自分が高校生の時なんて成績と進路のことでいっぱいいっぱいで何もかも分からなくなっていた気がします(笑)

4.ずっと遠くに見ていた

Ah-ah-ah
ずっと遠くに見ていた
ずっと先の未来は
ずっと近くに来ていた
ずっとずっと

YOASOBI『ハートビート』

 そんな高校生を生きた自分ですが、数年するとあることに気づきます。そう自分はもう大人だということです。みなさんもこんな事、一度は実感したことがあるのではないでしょうか?それも自分が想像してたよりもずっとずっと近くに。

5.本当に大事なことは

(Ah-ah-ah)
本当に大事なことは いつも(誰も)
教えてくれない(誰も) これからのこと
肝心なとこ(肝心なとこ) 今も考えれば考えるほど
分からなくて
もっと格好よく もっと胸張って
進めたら

YOASOBI『ハートビート』

 少し大人になった今「なんでこんなこと学校で教えてくれないんだ」なんてこといくらでもあります。お金や業界のこともそうですが、人とのつながり、コミュニケーションのことについて悩むことがよくあります。
 「なんであの人こんなこと言うの」や「なにかまずいこと言っちゃったかな」なんて自分が想像していた大人よりよっぽど子どもみたいな悩みを抱えるものです。

6.足がすくんでしまっても

足がすくんでしまっても声が震えても
お構いなしこころは置き去りのままで
加速していくビート
張り裂けてしまいそうだ

YOASOBI『ハートビート』

 少し話は逸れますが、18祭参加者はもちろんYOASOBIと歌ったわけですが、実際にYOASOBIのバンドグループが登場すると盛り上がりがすごくて(かという自分も大興奮で周りの同じパートの友達と叫んでいましたが)、一緒に歌う瞬間まで緊張で張り裂けてしまいそうでした。

7.喉につかえたごめんね

喉につかえた「ごめんね」
揺れ動く指先
いつも思えばこの胸の奥が
痛いほど脈打つのは
かけがえのないものに 愛するべきものに
触れた瞬間ばかりだ

YOASOBI『ハートビート』

 成長すればするほど、簡単にごめんなさいも言えなくなるなんてよく聞きます。自分も友達を傷つけてしまったことがあり、相手が傷ついたことを自覚した瞬間、こころに感じたチクッとした痛みを覚えています。
 友達や恋人と喧嘩するときは決まって仲が深まりだした瞬間だから困りますよね。でも「ごめんね」の一言で意外と解決したり楽になったりしたりします。みなさんにも、まだ「ごめんね」をいえてない大切な人いませんか?

8.きっと 飛び跳ねる心臓は

きっと 飛び跳ねる心臓が 鳴らした音は
僕にとって 本当に大切なものを教えてくれていたんだ
ずっと いつだって

誰かに貼られた「らしさ」は要らない
どこまでも響け僕のハートビート
誰でもない自分の証 誇らしく鳴らせ
張り裂けそうな 心で鳴らせ(tu ru tu)
世界で一つの証

YOASOBI『ハートビート』

 自分の進路が決まる瞬間は論理的なものでなく意外と直感的なものだったりします。それには家族、友人、恋人、先生、いつも通りの何気ない環境が教えてくれます。それらから形成された自分は間違いなく「個」であり、誇るべきものです。
 誰かに貼られた「らしさ」に負けない確かな「個」はどんな夢も乗り越えられるとまでは言い切りませんが、周りにそうさせると思わせるような覇気を持つと思います。
 余談ですが1,2番サビのコーラス部分(tu ru tu)、自分らは(du du du)と歌いました。これは心臓の鼓動をそのまま表現しているらしいです。

9.ずっと遠くに見ていた

ずっと遠くに見ていた
ずっと先の未来は
ずっと近くに来ている
ずっと ずっと

ずっと前から僕が
ずっと探していたものは
ずっと近くにあったんだ
ずっと ずっと
これが始まりの合図だ

YOASOBI『ハートビート』

 この歌詞を歌っているときは18祭参加者との思い出が溢れかえってきて泣きそうになりました。実際に感極まって泣いている子もたくさんいて、本当にいいイベントだと思いました。
 このハートビートという曲の中で自分が特に好きなところは1番サビの「ずっと先の未来はずっと近くに来ていた」が「ずっと近くに来ている」に代わっているとこです。まるで自分の背中を押してもらっている気がして勇気が湧いてきます。

まとめ

 いかがでしたか。自分が感じた感動、体験が少しでも伝わったらうれしいです。先ほども書きましたが18祭は本当にいいイベントで、初参加の自分でもすぐに友達を作る事ができ居心地がよかったのを今でも覚えています。
 来年のアーティストが誰になるか分かりませんが(自分は米津玄師と予想しておきます)、アーティストのファンばかりのイベントではないので誰でも気軽に応募してみて!と強くおススメします。きっと自分のなかの何かを変えてくれるきかっけになるはずです。では、see ya!

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