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自分が結婚式場に求めるものとは?


こんにちは。
二度の式場選びを経て、自分たちが結婚式場に求めているものへの発見がとてもあったため、今回はそのことについて書きます。

ちなみに、私の結婚式に対する考え方はだんだん書けてきたと思うのですが、夫はどんな感じかというと…

・もともとは結婚式に興味なし
・基本的には結婚式は妻の希望通りに
・でも前のめりで協力的。意見も真剣に言い、妻任せにはしない
・私と同じで注目を集めるのは好きではない
・私以上にゲストにお金と時間を割いて来てもらうことへのハードルが高い。来てもらうからにはきちんとおもてなしをしたい。
・会費制は絶対に譲れないポイント

こんな感じです。
世の旦那さんがどんな感じなのかわからないので比べることはできないけど、タッグを組んで結婚式をつくるにはなかなか心強い相手ではないかなと思います。
では、はじめます!


①各式場の特徴

最初に、もともと選んでいた式場と新しい式場のそれぞれの特徴をまとめてみたいと思います。
これは匂わせて式場を特定してもらおうとか(考えすぎ)、何か貶めようとかいう考えでやるのではなく、どんなポイントで式場を選び始め最終的にどう変わったのかを見ていけたらなと思います。

・もとの式場→挙式1ヶ月前の打ち合わせまでした状態
・新しい式場→まっさらな状態、期待のみ

なので何年か付き合ってボロも出つくした恋人とポッと出の素敵な異性(または同性。または動物。なんでもござれ)を比べるみたいなことになっているけど、そもそも目的は二つの会場を比べることではないので、悪しからず。
式場を変えると結婚式全体がまったく変わってくるので、ふたつぶんの結婚式を真剣に考えて自分に何が合っているかを実感した経験がこれから式場を選ぶ方のなにかの参考になればと思い、書かせていただきます。

〈もともとの式場A〉

◯良いと思ったところ
・立地
・1組貸切
・全てが同じ敷地内にあり移動が楽
・別世界に入るような素敵な外観
・チャペルがとにかく理想
・装飾がなくてもおしゃれな披露宴会場
・小さいがガーデンがある
・挙式の演出が素敵
・ドレスショップの担当さんがとても良い人でドレスも超お気に入りだった
・ものすごい割引

全体的にとにかくビジュアル面。
会場も衣裳もゲストに自慢できちゃうようなおしゃれさがありました。

◯気になるなぁというところ
・ゲストの待合室がちょっと狭いかも
・料理や飲み物面で、会費制で選べるものだと不安あり
・造花や花モチーフのものも持ち込み料がかかるので手作りのものからはとにかく花を排除
・式場に頼む装花が割高
・どの項目も見積もりに入っているものが最低限すぎてかなりの値上がり
・演出の自由度が低い

実際に打ち合わせが進むと予算の中では出来ないことなど、制約が多かったです。
その他料理が心配(高いコースの試食しかできず、ボリュームなど想像するしかなく)、装花にこだわれない、といったところが主。


〈新たな式場B〉

◯良いと思ったところ
・立地
・1組貸切
・おしゃれでプライベート感のある一軒家
・待合室が広い
・ガーデンが広く、緑が多い
・披露宴会場とガーデンがつながっていて、動きのある披露宴にできる
・会費制の予算でもデザートビュッフェまたはオリジナルなビュッフェができる
・シェフとの打ち合わせがありオリジナルなものもオーダーできる
・披露宴中ピアノの生演奏あり。ゲストのリクエスト曲も可。
・装花が予算内でもこだわれそう。生花以外は持ち込み可。
・「最低限の見積もり」「上がりそうな項目を上げた見積もり」の2パターンをあらかじめ出してくれたので、大幅な値上がりを防げそう

貸切や敷地内にすべてがまとまっていること、ガーデンがあることなどは変わらず。
あとはゲストと楽しめる演出面が増えたかも。

◯気になるなぁというところ
・チャペルに開放感がない。狭く感じるのではと結構不安。
・披露宴会場がちょっとシンプルすぎ?
・階段は緩やかではあるが、エレベーターがない

気になる点については最初はあまりないものだと思うので、これからという感じ。


②式場探しを始めたときの私の希望条件


式場探しを始めた当初の私の希望条件はこうでした。

1位:開放感のある落ち着いたチャペル
2位:緑があり外観が素敵であること
3位:自由度の高い披露宴ができること

なので素敵な外観とチャペルのある式場Aに辿りついたことは必然だったと思うし、きっと満足いく結婚式も挙げられたと思います。
だけどそもそもこの条件って本当に自分にあってたのかな…?というところをせっかくなので深掘りして考えてみました。


③とにかくチャペルが重要!


突然結論を言ってしまいますが、今思うと私は結婚式に「自分らしさを表現できること」を求めていました。

どんな結婚式をするかは十人十色。
だからこそふたりの価値観やゲストへの気持ちを表現できる場だと思っていて、「とびきりお気に入りの場所にゲストをお招きする」ことでそれを表現できると思っていました。

実は延期先の会場を式場Bに決める際に最後までもう一つ悩んだ会場があって、これを式場Cとすると、ここのチャペルがとても素晴らしく。ガラス張りでナチュラル感もあって最高の開放感。もともと理想の式場Aのチャペルと匹敵するくらい好みでした。
全体的にはBが私たちにはとても合っていそうだけど、チャペルだけは圧倒的にCなんだよな、、と悩んでいた私への営業さんの言葉が考えるきっかけをくれました。

「チャペルにこだわるのもいいですね。ただチャペルにいる時間というのは結婚式全体の中で15分くらいだったりもするので、他の部分を重視する方もいらっしゃいます」   

チャペルにいる時間は15分くらい…
あまり考えたことなかったけど、確かにそうでは…?
もちろん挙式もチャペルも大切な要素だけど、今まで出席してきた結婚式を思い返してみても印象に残っているのは披露宴の内容や雰囲気かもしれないなぁ、と思いました。

自分らしさを表現するために「完璧にお気に入りの場所にゲストを招く」ことより、「その場所をどう演出し、ゲストのためにどう使うか」への興味の方が今は強いなと感じています。

なのでチャペルに関しても、

全体の雰囲気が好きなテイストであればよし。開放感があるとなおよい。

というくらいに落ち着きました。


④装飾いらずの披露宴会場ってどう?

披露宴会場に関しても式場Bは盛ってるはずの写真(すいません)で見ても正直そこまでピンとこず…というか、めちゃめちゃシンプルなので良いも悪いも、という感じでした。
ただ、ガーデンがひと続きになっていて、みんなで外に出る演出を取り入れれば自分たちもパーティー中みんなにまざってうろちょろできる、というのが決め手になりました。

全員が着席したままではなく動きのあるパーティーにしたいというのはもともとあって、
でも立食のビュッフェにはしたくないし、式場Aだと構造的にも難しかったのでそこはまぁいいかと諦めていたけど…

こっちがマストだったじゃん!!!

と今では思っています。
もともとの会場の見た目よりも、何が出来るかの方が自分たちにとっては大切だったんだなと…

また、会場の装花についても式場を変えたことで気づきがありました。
式場Aの装花は一番安いものだとお花の種類・色などが選べず、それらを指定したりボリュームアップしたり、高砂の後ろやウェルカムスペースまで飾ろうとすると十万二十万とどんどん料金が上がっていく仕組みでした。

新しい式場Bでは装花まわりは全て込みで定額のプランで、種類やボリュームは問いませんといった内容。(もちろんやりたい事がすごく多ければ金額も上がってくるんだろうけど…)
このプランと生花でなければ持ち込み自由という条件を見て、お花で我慢しなくていいんだ…!と靄が晴れていくような感じがありました。

私、こんなにお花が好きで自分らしく装花を飾りたい欲求があったのか…
それなのに今までは持ち込み料を気にしてあらゆるものから花の要素を排除し、「会場がもともと素敵なんだから装花は最低限でいいよね…」とか言っていました。

自分で自分のことがこんなにわかっていないとは…!

今ではすっかり「お花がたっぷり」を結婚式のテーマにしようとしています。


⑤興味がなかったデザートビュッフェ

もともと披露宴内のイベントが苦手で、あまり派手なことはしたくなかった私たち。前の会場でもデザートビュッフェはできたものの高いし魅力も感じていなかったのに、新しい式場ではそれがとても魅力的に思えました。

ポイントはおそらく2つで、

・カーテンでお庭を隠しておき、サプライズ的にお庭でのデザートビュッフェを行える
・ゲストと一緒にビュッフェを楽しんだり、二人のゆかりのあるオリジナルメニューを直接おもてなしできる

今まで感じたことのないワクワクを感じました。
ゲストが喜んでくれる顔が浮かんでしまったんですよね…
これにどうして惹かれるのか理由を考えてみると、「ゲストにその日だけの非日常感を味わってもらいたい」という隠れ願望が見えてきました。

そう考えると「緑のある素敵な外観」もそのためで、もしも緑以外の要素で非日常が味わえたり、そもそももし自分やゲストが緑いっぱいの環境で暮らしていたなら、むしろ都会的な施設に惹かれていたかもしれません。
当初からマストだと感じていた「1組貸切」もこの非日常感につながっているように思います。

 ゲストの喜ぶ顔が浮かんだというのも、とても大事なポイントでした。
よく式場選びの際に「結婚式当日がイメージできるかが大事」といったことを言われますが、こういうことなんだなぁと。
今までは「あんな素敵な場所で本当に結婚式をするんだな…」とどこか直前まで実感がわかなかったけど、今はそこで過ごす自分たちやゲストの姿が想像できます。
「当日がイメージできる」ってなんだかピンとこなかったけど、つい式場自体にフォーカスしてしまう式場選びの中で、式場が背景になって自分たちがそこで笑っているのが想像できるっていうことかなぁ。と自分の中では腑に落ちました。


⑥まとめ

自分の結婚式場に求めることがどう変わったかというと、こんな感じです。

・開放感のある落ち着いたチャペル
・緑の多い素敵な外観
・会場やドレスのおしゃれささえあれば装飾はシンプルでいい
・演出は特になく歓談メインでいい
・会費に見合う美味しい料理

これが、

・装花や装飾で自分らしさを表現できる
・ゲストが非日常を感じられる空間や演出
・その日にしか体験できないような演出を入れたい(リクエスト曲をピアニストが弾いてくれる等)
・会費に見合うのはもちろん、オリジナルのものでおもてなしできるような料理

こう。

全然違うやないか。
別人の答えか。

ここまで自己分析ができてない人はあんまりいないと思うけど、
こうも言ってることが本心と違うとプランナーさんだって本当に満足いく結婚式をつくるの難しいと思う…すみません…

そのうえでまだ他力本願なことを言えば、

「自分らしさを表現できる式場」
そして
「自分らしさに気づかせてくれる式場」

が私にとっては理想の式場だったのだと思いました。そういう意味では理想の式場に巡り会えた気がしています!新しい式場に決めてから、アイディアがたくさん湧いてきてとても楽しい日々です。

もし何事もなく予定通りに結婚式ができていたとしたら、それでも良い式はできたと思うけど、今考えているものはなかったと思うと、むしろよかったなぁ、と…!
結婚式については人一倍考えていたつもりだったけど、こんなに自分のことが分析できていなかったとは!逆に考えすぎてイメージが固まってしまっていたからなのかな?

これだけできてない私なのでどうしたら自己分析をしておけるのかはわからないのですが、
必須だと思う物や事について

・どうしてそれが必須なのか
・もしそれが欠けていた場合、他のどんなことでなら補えると感じるか

を深掘りはしておいた方がいいのかな?と…
式場選びに関してはこれから準備を進めていく中でもっといい方法が思いつけばまた書きたいと思います!


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