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後縦靭帯骨化症もひざ痛に影響する! 

本日西東京市より来られた60代男性です。

昨年12月より左ひざの後面に痛みが出現した方です。

この方は一年前に頸椎後縦靭帯骨化症

(けいついこうじゅうじんたいこっかしょう)の

診断で頸椎を手術されていた方です。

術後問題なく経過し

昨年長距離を歩いたことがきっかけになり

ひざの後面の痛みが出現し

今年MRIを撮影し半月板損傷を発症された方でした。

私のひざの治療の考え方は

脊柱や股関節、足関節の柔軟性低下を問題にしています。

介入すると案の定、脊柱可動性低下(頸椎・腰椎)

また左股関節の柔軟性低下が認められました。

その為介入の中心は脊柱と左股関節周囲をメインにしました。

この方に介入し思ったのは

本当にしっかりとした脊柱を動かす介入をしないと

今後さらにほかの整形外科的な病気を

発症するのではないかと考え

当院以外でもいいのでしっかり治療することをお勧めしました。

西東京市の方であり、自営を営んでいるため

時間の調整の難しさを相談されたためこのように説明しました。

脳による神経難病と違い、

整形外科的な神経難病は工夫次第で

進行を予防することが出来ると私は考えています。

そもそも後縦靭帯骨化症は背骨の後ろにある靭帯が

なんらかの原因によって骨化し

脊柱を圧迫するため手のしびれや、

歩行障害などを引き起こします。

しかし現代人では脊柱の柔軟性低している方が多いと思っています。

そこに対して予防的に介入をすれば

(背骨の柔軟性を促すような運動)

骨化を予防できると考えるからです。

ただいきなり頸椎にあるから頸椎を動かすのは危険で

もっと下位の腰椎などから徐々に無理なく行うことが大事と思っています。

この方は入院中、

看護師よりこの手術をするといずれ腰椎も

手術する人も多いと聞いたそうです。

私も同じ経験をしてきました。

症状に対して手術は必要と思います。

しかしそれを医師任せに行えば

少しの運動方法で悪化を防ぐことが出来るのを

再手術になる可能性があるからです。

やはり背骨の可動性は色々なところに関節痛を引き起こし

さらにひざの半月板を損傷させ

ひざ痛の原因になると認識しました。

みなさんは背骨の運動をしっかり行うようにしてください。

この方には寝て手を前に伸ばして身体を左右に捻る運動と

膝を曲げて反対に倒す運動をお伝えしました。

痛みなく行うことが大事になります。

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