結果報告
今の気持ちは今しか分からない。
だから書こうと思う。
21歳の現在までずっと地元で暮らしている。地元の友達と遊ぶのが大半でずっとそんな日々が続いている。その中でも僕の親友と呼べる友達がいる。旅行に行く時はまず彼から誘い、時間が空いてる時に連絡をするのも彼からだ。
一緒にいる時間が長く、波長が合うと感じた。
そんな変わり映えのない日々が愛しくて、楽しかった。
突如訪れる不安
スマホを耳に当てて今さっき聞いた音声を頭の中で整理する。
ただの音だった、と思いたかった。その音に意味を持たせるのが嫌だった。しかし、僕の体はそれを受け止め、解釈して、頬を濡らした。
それが嘘だと気付くまでは。
彼は僕の親友だ。「あの時の涙を返してほしいとは思わない」と言えばそれも嘘になってしまうが、それでも僕は彼を信じたい。
今度会った時、最初に何て言ったらいいだろうか。「『アルジャーノンに花束を』を読んだよ」なのか「写真って一部しか切り取れないものだよな」のどっちかだな。いや、もっと洒落たセリフを思いついてしまった。
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