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コンテナで開発環境を作る2

前回、Windows 10 環境でWSL2を有効化してUbuntuをインストールしました。
しかし、この段階ではWindows上にUbuntu(WSL2)の環境が1つできたにすぎません。
今日はDockerというコンテナソフトをインストールして、WSL2やVisualStudioCodeと連動するように設定することで、Linux環境をスクラップ&ビルドできるようにします。

Dockerのインストール

Dockerの公式ページのリンクに記載の手順をやっていきます。
まず、Docker Hubのページを開きます。

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「Get Docker Desktop」を押しインストーラをダウンロードします。
ダウンロードが終わったらインストーラを実行します。
流れに沿ってインストールします。

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インストール後再起動すると、Dockerが自動で起動します。
チュートリアルが始まりますがSkipしてください。(もちろん、チュートリアルをやってもOKです)

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Dockerの管理画面が表示されるので画面上の設定アイコンを押し、「WSL INTEGRATION」-「Ubuntu-20.04」を有効にしてください。

WSL2 + Docker + VSCodeでコンテナを作る

それでは試しに今回はPythonの開発環境をコンテナで作成してみます。
まずはWSL2を起動してください。

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開発用のコンテナがマウントするディレクトリ「first-python」を作ります。

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作成したディレクトリへ移動し、VisualStudioCodeを起動します。

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起動したVSCodeの左下はUbuntuとなっており、これはまだWSL2とVSCodeが連携した状態です。ここで拡張機能から「Remote Container」を検索してインストールします。

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次に「Ctrl + Shift + p」を押すとコマンド一覧が表示されるので、Remote-Containers Open Folder in Containerを選択してください。

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WSL上のどのフォルダを開くか聞かれるので先ほど作成したfirst-pythonディレクトリを指定します。

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コンテナの設定を聞かれるのでPython3を選んでください。

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左下にDev Container: Python3と表示されており、コンテナに切り替わったことがわかります。
また、First-Pythonの下に.devcontainerが作成され、Dockerfileとdevcontainer.jsonが自動で生成されております。

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試しにHello Worldをコンテナ上で作成してみます。

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1.エクスプローラー上で右クリックをしてファイルを追加します

2.追加したhello.pyを開きprint文を書きます

3.「Ctrl + @」でターミナルを開き「python hello.py」を実行します

無事「Hello World」が表示されました。
これでコンテナ開発環境ができあがりました。

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