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『試論「(ジェンダー)アイデンティティとは何か」再考4』

Under construction

今回の論考は、北米でのジェンダーアイデンティティとはどのようなものかの説明から、日本でされがちなジェンダーアイデンティティとはどのようなものかに対する誤解を解くことを目的にしている。そのため、私の新しいアイディアが書かれているというよりは、紹介としての読み物、である。

まず、日本の人がジェンダーアイデンティティだと思っているものは、ものすごく限定されている。トランスジェンダー、トランスセクシュアル、ノンバイナリー、ジェンダークイアのような、主だって使われるもののみが、輸入されて使われたり、紹介されたりしているから、だろう。

実際には、社会学は社会学者の数くらい多様だ、という比喩と同じくらい、同じような感じで多様だ。

例えば、ジェンダーアイデンティティは、アルファベットスープに例えられる。アルファベットスープというのは、小さいアルファベットの形をしたパスタがたくさん入っているスープで、ものすごく沢山種類があることの比喩として使われる。もちろん、女、男も、ジェンダーアイデンティティである。

イリノイ大学にある、トランスジェンダーのオーラルヒストリーアーカイブについて紹介するビデオシリーズに、「ジェンダーアイデンティティ」というタイトルのものがある。

インタビューされた人が、自分のジェンダーアイデンティティが何かを聞かれて、答えるその場面のみを沢山繋げた、ジェンダーアイデンティティのクリップ集みたいなもので、素晴らしい出来だ。ジェンダーアイデンティティの多様さ、というものが、どのようなものなのか、よく分かる。

リンクが切れてしまっているので、後で貼って、見ながら解説を書こうと思う。乞うご期待。




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