日本からの第一世代の移民とも、基本的に関係を絶つことにした。これは、本当に苦渋の決断。
私は、第一に、日本語を話す機会を失ってしまう。例え、何週間かに一回であっても、話す機会を確保しておきたかった。
それと、多少傷ついても、同じルーツを持つ人たちと、繋がっておきたかったんだと思う。全方位的に距離を取るのは、私自身が、何とかやめておきたかったんだと思う。
しかし、諦めどき。潮時。
決意を込めて、置き針を抜いた。
他にも書きたいことは、或いは書くべきことはあると思うけれど、頭痛が激しすぎて。
昨日、ローヤーが、日本語の通訳を呼んでくれていた。私にshe/herを使うので、ローヤーがさりげなく、私にプロナウンを言わせて、私がthey/themだと言うと、日本語では、they/themは無いだろうからhe/himにしておいて、と私の代わりにリクエストをしてくれた。
それを聞いて、心から、本当に、自分の置かれた身の上を理解した。
感謝と、辿り着いた安堵と、そして、ある種の失恋。
私には、完全に男性的な立ち位振舞いをするのにも、男性的な発声をするのにも、英語的な発声をするのにも、私自身の心理的なブロックがかかってしまっている。完全に男性方向にトランジションすることにも。ローヤーが、私の中の矛盾を指摘して、ここはカナダだよーと、励ましてくれていた。
受け入れられて、励まされて、前に進む。失恋では、人は死なない。
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