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『なぜクイアは話し方からクイアだとわかるか、あるいは雰囲気の観察可能性(研究ネタ帳3)』

日本語でざっくり言うなら、「おねえことばの会話分析」。あるいは「おねえしゃべりの会話分析」。ありそうで見たことない。

おねえことばっていうのは、聞くと、この人ゲイだなとかクイアとかわかる話し方。私が「おねえしゃべり」とここで言ってるのは、そういう喋り方をする人には、一定の会話の型みたいなのを持ってると思っていて、それのこと。

例えば、いじり。そのいじり方。鋭く突っ込みを繰り出しつつ、性別に関わらず、相手に「ダメなオンナね」みたいな評価を繰り出してくるとか? そういうのがある気がする。知らんけど。

日本にも、この話し方をある程度するトランスも居る。

英語でも明らかにある。ピッチが高い。話すのは早め。間の取り方。多用するフレーズ、単語。

こちらのトランス男性は、かなりこの話し方してる率が高いと思う。あるいは、雰囲気のせいで、そのように受け取っている割合も高いかも。

かなり前から、初めての人に鍼の予約を入れていたんだけれど、施術者がしばらく別の場所に留まらないといけなくて、キャンセルになった。しかし、タロットとホロスコープならできると言うので、やってもらうことにした。会ってみたら同胞で、生き方も似てるし、意気投合したが、何だか話している感じとかが似ていた。録画したのを見直すと、似ているのは、vibes。

でも、vibesとして観察なものも記述可能なはず。それなら、「雰囲気は、いかに観察可能か」という研究テーマも面白い。ありそうで、見たことない。


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