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2024/07/29 キンクに関する覚書1

日にちがずれてるんですけどね。終了が日を跨いでいるから。私はクルーズの含まれていないチケットを買ってあったのだけれど、何かを間違えて乗り場に行き、ファッションチェックと鞄の中のチェックまでしたけれど、エクストラで支払わないといけないと分かったので、やめた。

それで、なぜ、みんなでコスチューム着てクルーズするんだろう、どんな楽しみ方なんだろうと思っていたが、みんな乗り場まで、ガチなコスチュームで歩いてくると、指を刺されたり、写真撮られたり、すごい顔されたり、応援されたり、する。

何だか、私は感覚が麻痺してきているけれど、かなり高い程度で、明らかに未だ嫌悪や差別の対象である。なので、コスチューム着て、明るいうちからハーバーに集結して、皆んなでクルーズするといのは、かなりのエンパワメントになると思う。開放感も味わえる。日陰から日向に出る、という趣向なんだろう。

私はエスクトラの支払いで可能なことを考えてクルーズはやめた。そんなに高くないので、その代金だけでは、限界があるけれど。

まず、ごくごく、何でもない標準的な男性の洋服を、購入しないといけない。何枚か。なるべく紛れて生活するため。リサーチや、ビジネスや、ショーやらなんかでは、露出は必須だけれど。常にそうしてるのも、正直言って疲れる。

ドラァグの私を知ってる人は、普段会っても分からなくて、あるいは、動画を見てる人は、ドラァグの格好だと分からないらしくて、名乗ると、あら、となったりするが、私はパフォーマンス用の格好をしてようがなかろうが、キングなら大体誰か分かるし、トランスのクイーンも大体わかかる。分かりにくいのはシスゲイかな。カテゴリー違いだから、そんなもんなんだろう。なので、公には、二重生活してる人は多い。特に、セクシーダンサーは、用心している。私もとにかく、ブランドンティーナ的な目に遭わないようにだけは、いつも気を張っている。

あとは、私は大きなカバンに道具を入れて持ち歩くのは重いのでつらいし、道具は腰にぶら下げるようにしているのだけれど、分からないように、あるいは分かりにくいように持ち歩くのに、ハンドカフスよりは、手錠が良さそう。ハンドカフスの方が思いやりのある道具なんだけれど、他の用途がないからか、ぶら下げて歩くとオフェンシブすぎる。しかし、腰に巻くカバンを増やすのも避けたい。手錠は、コンパクトだし、アクセサリーに見える可能性が高めなので。

と、いうようなことを書くのはさもないこと、なのだが、現在、夏のセールで値下げが加速化しているゲイストリートの店に行き、トランスマスクの必需品をまとめて購入した。2時間ぐらい試しては考え込んで、しまいには、屈辱すぎて、あるいは、理不尽すぎて立ちすくみ、涙ぐみ、そういうアタシたちをたくさん見ているであろう店の人たちに、かなり熟練したタイミングで声かけられたりして、温かく見守られながら、通過儀礼をすませた。そんなつもりはなかったのだけれど、ここ数日のプロセスの結果かな。他のものを見る余裕もなかった。手錠は、また今度。

正直、トランスのこの人生は、辛すぎるので終了したいように思った。

安定する方法の定番は、まずは、それなりに年上のシス女性か、シスゲイ男性に面倒を見てもらうこと、らしい。

もしかしなくても、私には、今はまだ、シスゲイ男性は、難しそう。嫉妬を掻き立てられるし、不可能性に対する絶望感に襲われるし、自分の身体に対するマイナスの気持ちを強めるんだろうね。しかし、ともかく、ストレートシス男性はあかんし、嗜好の向きがABCDだとアカンということは、よく分かった。

昨日、私は男とはプレーもバニラもしない、と決めた。レザーダイクを育ててる系の人なら大丈夫だし、むしろ良いということらしいんだけれど、私はディグレーディー0%なので、昨日そういう人と、少し話して、即カチンときたわ。瞬発的に空気感が変わって眉間まではいかないけど目が動いたらしく、すぐに冗談だよって言ってたけどね。皆んな、最初はそんななので、そうかどうか、試されたんじゃないかと思うけど。

プロのドムのレザーメンに対して、即、馴れ馴れしくすんじゃねーよオッサン、というバイブを出して、冗談だよと触れられそうになると、冗談のじ、の発音あたりで察して、触るんじゃねーよと、あからさまに空気を凍らせる奴かどうか、のテストね。私は気を使うタイプなので、ズザーと下がらないで、空気を凍らせて、ちょっと身体引いただけですけど。

アタシもどこでそんな技を習得したんかね😅 まぁ、そういうことできないと、そもそも夜の仕事はできません。もちろん、ものすごくマイルドにも出来ます。相手による。

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