『神様を信じる力をボクに（オートエスノグラフィックな何か21）』

小沢健二の何かの曲の歌詞。頭のいいやつは真実を見るのか、そうでないのか、考え続けていた。

科学を信仰することは、常に検証と共に生活するということ。科学とはそういうものだから。しかし、神の場合は、それと決定的に異なる。検証は、むしろしてはいけない。神は信じるものであり、絶対の服従を誓う。

私はトップでdomで、どうしてもswitch出来ない。つまり、人に絶対服従する、ということができない。でも、それだと俺様的すぎる。

八百万の神の国では悲惨な目に遭ってきて、その信仰のあり方は、難しい。だから、全く自分の出自と関係なくて、最も多様な解釈があり、ほとんど何でもありで、宗派や細かいグループがありすぎるほどあり、教会ごとと言う方がむしろ当たっている、みたいな社会学のようなやつ、にするなら、キリスト教だ。

共通するのは、信じるものは救われる、信じるべきなのは神、くらい？

道で布教をする車椅子のホームレス的宣教師？に、ある日、尋ねた。「神さまのジェンダーって、何？」

彼はこう答えた。「あなたの思うやつでいいよ。私のは男だけど。」

じゃ、その人ってか、thing?  って、意味的にも丁度いいし、ノンバイナリー的な何かってことにしておくわ。神のジェンダーは、神ってことでもいいし。それで、怒るなら、そんな度量の狭いのは神じゃない。まぁ、あなたの神とあたしの神は、違うのかもしれないし、同じなのかもしれないし、知らん。私の神さまはそんな感じってことにする。

なにしろさ、インディジネスのお祈りの、両手を広げて手のひらを上に向けるポーズ、隣のアフロのお姉さんのやってるやつだし、手のひら合わせた合掌ポーズのアジア系も居るし、何でもあり。何しろ、神さまは、懐が深いはずだしさ。だって、そうじゃないと、ありとあらゆる感じの宗派やグループがあるわけないじゃん？

クリスチャンはカソリックで、カソリックはクリスチャンって、クリスマスイブの礼拝で言ったらダメかもだけど、前の日にフィリピン系集めて言うのは、OK。

フィリピン系の集まる時は、青いシャツにベスト着た人が取り仕切ると、それっぽいからそうするし、イブには色んな人が来るから、白人にスーツ着せておくか、ってくらい。

ユダヤとイスラムとキリスト教の神って、もともと同じなのが枝分かれしたんじゃないの？　神と精霊とマリアって、めっちゃ大人数でも良いし、一人しか居ないことにしても良いし、フレキシブル。信じやすければ、OK.

規則の細かいやつもあるけど、そうでないのも多い。なので、食べるものも何でもOK。トランスもクイアも今はあり。ポリアモリーもあり。私の信じてるやつはそうじゃないって、言われるかもだけれど、私の信じてるやつはそうだし。みんな互いに、そんなでしょ？

教会もそこらじゅうにあるから、便利だし、讃美歌の周波数メンタルヘルスに良いし、天井高くて広々してて、荘厳な雰囲気も良いし、そうしておく。跪く用の飛び出すクッションもあるしさ。

重要なのは、神のみを信じて、ハンブルにして、頑張ってると、救われること。神様だけはなんとかしてくれると信じて、ほとんどの人に、そっぽをむかれても頑張れば、大丈夫。世のために。神様お願いと言って、強い味方いるしと思って、頑張れるところが良い。そんなわけで、もともと移民や異端に多いのね。

そういうわけで、神さまを信じる力があれば、生きる力が強くなる、のね。

パンデミックで、通う必要があるわけでもなくなったし、もともとクリスマスとイースターだけでもOKだしさ。

ということで、跪いて、よろしくお願いします、と祈って、聖水をぴぴぴっと、おでこにつけて、両手を差し出してパンをもらって、みんなで挨拶を交わしました。

洗礼受けるなら、聖書から名前選ばないと？　じゃ、Kで始まるクリスにしとくよ。つづり方、2種類あるじゃない？　Chに決まってるの？　日本語だとキ。キはKi、Chだと、チなのよ。

そんなんじゃダメだって？　でも、アタシのやつは大丈夫なんだよねー。あなたの神さまは、度量狭めなのね。アタシのは広め。

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