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熱帯にかけたい

森見登美彦さんの大ファンである私は、日々友人に魅力を語り尽くしています。 その甲斐あって、一人の友人が「熱帯」を貸してほしいと言ってくれました。 当時まだ文庫本は発売される前で、分厚い単行本を私は友人に貸しました。 あまりにも私が森見さんの魅力を語っていたので、友人は借りた「熱帯」を絶対に傷付けてはいけないと思い、外には持ち出さず、家の中だけで読むようにしていたそうです。 3ヶ月ほど経ったある日、友人から電話がかかってきました。 「ごめん、借りていた熱帯が返せなくな

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