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黒崎の旅が幸せでありますように、クロサギ最終回

クロサギがついに最終回を迎えてしまった
久々に平野紫耀が主演の連ドラ、それだけでホントに嬉しかった

けど、この"クロサギ"には、それ以上の幸せがたくさんありました

詐欺を題材としたドラマで、毎話毎話ホントにいろんな詐欺があった

黒崎が変装しながらクロサギとしてシロサギを痛快に食う、これがこのドラマの売りであり、面白いとこ

もう一つの柱として、"黒崎の人生"に重きが置かれていて、人間関係の部分がめちゃくちゃ面白かった

黒崎の人生を追いながら、人の生き方について考えさせられた部分がたくさんあった


最終回で初めて語られた、黒崎が写真の自分を塗り潰していた理由。
自分は【もう子供の頃のような自分はいない】っていう意味で、過去の自分に蓋をしてるんだと思ってた
でも実際は【父親に寄り添わず、家族から逃げた自分は"家族の一員"とは呼べない】そんな思いからだった
何度もあったふと写真を眺めるあの場面は、いつも自分を責めていたのかな。
高校生だった黒崎にそんなもの背負える訳はないし、逃げたくなるよそりゃ。
「独りじゃないって言ってやればよかった」って、氷柱に話しながら涙する黒崎は見ていてホントに辛かった

黒崎は家族をぼろぼろにした詐欺師も、そんな家族から逃げていた自分も、どちらも憎んでた

だからこそ"普通の幸せ"を放棄して、自分から独りになろうとしていた
そんな資格なんてないって自分を責め続けてたんだろうね

きっと、そんな黒崎に一番最初に気付いたのが桂木さんなんだろうな

ずっとずっと最後まで敵なのか味方なのか謎だった桂木。最終回での桂木の姿は、もう黒崎の父親のようだった

邪魔をしているように、黒崎を殺そうとしているように見せかけて、本当は裏でずっと助けていた

むり、桂木さんむり、泣く

"お前に生きていて欲しいだけだよ"

この言葉に何一つ嘘なんてなかった

自分を憎ませることで、目的をもたせることで黒崎を生かそうとしていた
多分そうなるよう仕向けたんだよね

桂木は、自分の側にいさせることで黒崎が独りにならないようにしていたんだよね

頭を撫でながら伝えた
"自由に生きろ"
きっともう大丈夫だ、って思ったのかな
"殺すなら追ってこい"
また新たな道を示したのかな

もうこの桂木さんとの関係性が一番泣けた

黒崎の6年の間に何があったかは分からない、成田に向かった彼がどこへ行ったのか、何をしてまた日本に帰ってきたのかは分からない

だけど、きっと桂木ともどこかで繋がってるんだろうな

また「親爺」って呼んでたらいいな


もう一人、本当の黒崎高志郎に気付いて、ずっと側にいてくれたのが氷柱だった

黒崎が詐欺師をする理由を知って、真正面から受け止めた
黒崎のために何度も涙を流した
「一人じゃないから」「待ってるよ」
いつでも、いつまでも黒崎に寄り添ってくれた

家族への後悔を持ち続けててた彼に、その言葉たちはどれだけ刺さっただろう

どれだけ黒崎が距離を取ろうとしても
氷柱は最後まで諦めなかった

自分の夢も貫きながら、黒崎のことも守ろうとした
一人にしないよう、何度も何度も思いを伝えた

だからこそ黒崎は
自分の素直な思いを語りながら涙することができた
頼ることができた
安心して眠ることができたんだよね

そんな氷柱に対しての手紙は、泣くしかなかった

「告白じゃないからね?」って茶化した日もあったけど、黒崎からの手紙は最上級の告白だった

一緒に生きるなら 吉川氷柱、だと思う。

そんな未来を手紙に綴るほど、未来を見ることができたのは氷柱の力なんだよね。

黒崎の手紙と、氷柱のイヤリング
近づくことのない二人の横顔

直接的に告白したりキスしたり、そういった描写が一切なくてもお互いの気持ちが伝わる、個人的にこれまでで一番綺麗で切ない場面だった


きっとあの手紙を見た氷柱は泣いただろうし、もう会えないと悟っただろうな
だけど、黒崎の存在を大切にしながら、検事として誰かに寄り添いながら、走り続けるんだろうね

警察も検事も信じなかった黒崎が、最後には神志名に託してたのには泣いたな
神志名も救われたんじゃないかな

最後に行きたい場所に、氷柱の実家を選んだのはもはや号泣だった
だけど、この黒崎の思いは吉川家も嬉しかったよねきっと

「誰もいない世界にいさせたくない」
氷柱パパの思いも黒崎を包んでくれたんだろうね

家族の一員かのような姿に泣いてしまったけど。
黒崎と氷柱が結ばれれば、こんな未来図もあるのかもしれない、そんな夢のような一場面だった

現実には無いからこそ切なくて尊い場面なんだよね


桂木は黒崎を生かそうとしてた
早瀬も黒崎を守ってた
氷柱は黒崎をずっと側で支えた
氷柱の家族も黒崎を包んでくれた
白石も警察も黒崎を守ろうとしてた

誰が味方で敵かも分からない状態で、一人で戦っていると思ってた黒崎

だけど、

"一人じゃない" 詐欺を題材としたこのドラマの根底に、このテーマがずっとあったんだよね、最終回ですごく伝わってきました


本当にこのドラマに出会えて良かった

平野紫耀が黒崎高志郎で良かった

最後に前を向いて微笑む黒崎が見れて良かった

"黒崎の旅は続く"

そう締めくくられたこの物語

きっと黒崎も氷柱もこれからも未来へ向かって進んでいくんだね
あまりに綺麗な終わり方だし、続編、はきっと状況的にも難しいのだと思う

だけどこの言葉を残してくれた

きっと、黒崎へのエールであり、平野紫耀へのエールでもあるんだと思う


平野紫耀の状況と黒崎の人生があまりにリンクすることが多すぎたよね。氷柱の言葉はいつもファンが平野紫耀にかけたい言葉だった

きっと製作側もいろんな思いをもって作り出してくださってたんだろうな

愛の溢れる作品で、King&Princeの平野紫耀として主演をさせていただけたことが本当に幸せでした

いつまでも、クロサギがずっと愛される作品になりますように


私は永遠に愛し続けます

難しいと思うけど

黒崎と氷柱がふぐ食べに行くまで諦めないからね!!!!!!!!!


クロサギ10話、ありがとうございました!!!!


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