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1時間の中で感情が揺れ動きすぎた、黒崎高志郎と平野紫耀がリンクするクロサギ4話がとんでもない

もうタイトルに思いが溢れたレベルでクロサギ4話が凄まじすぎた

自分はこの1時間足らずのドラマで
可愛い、きれい、かっこいい、楽しい、うらやましい、愛らしい、悲しい、切ない、もどかしい、辛い、憎い…
数えきれない程の感情を味合わさせてもらいました


その中でも特に際立った感情は辛い、何と言っても辛かった、今回は平野紫耀の状況が状況なだけにリンクして辛かった


ついに御木本との直接対決!なんだけど、それまでのくだりがあるからこそ、御木本と対峙したときの黒崎の辛さ、苦しさ、悲しさが伝わってきた


「聞きたいことがあるだけだよ」


軽く言ったように聞こえたこの言葉は、黒崎の心の中で永遠に消すことができない何よりも重たいものだった

だからこそ、独りでお酒に向かった

それだけで終わらず、吉川父をここで出してくるのが脚本のうまいとこだよね……………

"なぜ自分の父親を狙ったのか""なぜうちだったのか"

黒崎の心にはずっとこの思いしかない

吉川家はきっと、狙われなかったら、助かったらこうだったんだろうという黒崎家と反対の象徴

だからこそ黒崎は関わりたくない思いもあるだろうし、辛いだろうな

弟に「また来て」と、母に「またご飯食べに来て」と言われる温かさがどれだけ辛かったか…

「また」がなかった自分の家を考えると、もうやりきれないだろうな


吉川家がくれる優しさ、あったかさは黒崎の心にとって忘れていたものを思い出させるものでもあり、壊してしまうものだと思う

個人的には黒崎を見放さないでくれてありがとう、なんだけど黒崎にとってはもう見放してくれ、干渉しないでくれ、放っておいてくれ、なんだよね

同じことを思い出して
「あー!!」って叫びで払拭した1話
涙として出てしまった4話

黒崎の感情もいろいろと揺れ動いてるんだろうなって感じさせるものだった

このくだりがあったからこそ、御木本と対峙した時の苦しみや悲しみが分かった


いつもの「ごちそうさまでした」は終わりの合図

でも

今回の「ごちそうさまでした」は始まりの合図、笑顔も達成感もない、ここからが御木本との本当の戦いの始まりなんだって感じさせるものだった


だけど御木本にとっては、黒崎の父親なんてただ一人のカモにしか過ぎない
あれだけ自分の心を、家族を壊しておきながら当の本人はそんなものなのかって……もう喪失感、怒り、悲しみ、憎しみ、黒崎の心を考えると辛い

だって自分でさえ見ながら「いやもう黒崎やっちまえこんなやつ」って言っちゃったもん


最後、御木本が逮捕されて連れてかれるとこ、すごかったな…


「お前ら警察に何ができんだよ!!!!!」
「いつだってそうだろ!!!!!!」


がしんどすぎた

もう俳優平野紫耀がすごすぎて…いや今までもすごいな、上手だな、とは思ってたよ
思ってたけど違うんだわ、なんかもう

そのすごいな、を遥かに凌駕する「凄さ」だった


クロサギは音楽とか音とか無機物の使い方も秀逸で、小気味いいクラッカーが止まっていく様子、葉巻を折る音、何もかも意図がある

特にこの対峙するときのBGMのかかり方がすごすぎた、音楽の力もすごいよね


もう一つ辛いこと、黒崎と氷柱は惹かれ合ってしまってるのに、どう足掻いても綺麗なハッピーエンドにはなれないこと

黒崎はきっと、誰とも深く付き合いたいなんて思ってない、もうそんな思いはこの道を選んだときに捨てたんじゃないかなと思う

だけど、そんな黒崎に氷柱は容赦なく立ち向かう

3話までは自分の正義のものさしでしか黒崎を見ず、キャンキャン正義をぶつけてた氷柱

4話からは、違う向き合い方で黒崎に素直にぶつかってくる氷柱

「もしあなたが遠い何処かに行っちゃっても、あなたのことを気にしている人間が、少なくとも一人はここにいる。あなたは独りじゃないから」


いやむり〜〜〜〜〜〜〜;;;;;;;;;;;

無理じゃん、もう違うのリンクするじゃん

きっと見ていた平野紫耀を好きな人たちみんなが、今彼に伝えたい言葉だと思う

黒崎にとってその言葉は、詐欺師である自分には不必要なもの、壊してしまうものだと思ってるかもしれない

だけど、心にずっと悲しさや寂しさを持ち続けてきた彼にとって、やっぱり心の奥底ではそれは救いに、お守りになるんじゃないかな

氷柱の存在が、ここから黒崎にとってどうなるのか分かんないけど、恋愛ドラマみたいに結ばれはしないんだろうね

それが分かってるから切ないよね;;;



ここからはもうクロサギってより平野紫耀について

どうしても黒崎とリンクしてしまうのは、

彼がKing&Princeから脱退・退所して、来年からは独りでの戦いになるから

叶えたい夢がある、成し遂げたいことがある、きっとそのために、独りで戦い始めるんじゃないかなと思ってるから

もしかしたら黒崎が御木本に対峙したときのように、ああして事務所にも自分の気持ちを話して、それでも相手は自分の思いは分からない、伝わらない、それどころか相手にもされない、そんな体験をしてたんじゃないか

事実+自分の想像だけど、黒崎高志郎の旅と平野紫耀の旅が自分の中でどうしてもリンクしてしまって、二重で辛かった


けれど、黒丸さんの言葉である


【きっと何かを受け取れる、信じられる、希望を持てるドラマになると思います。】

を、信じてます。

きっと最後の最後で、この"クロサギ"をKing&Princeの平野紫耀が演じるのも、今考えれば運命だったんだろうな


彼のなにかに繋がる、そんな作品になりますように。


残り…6話???

短い、寂しい、

でも最後の最後の最後まで黒崎の旅、平野紫耀の旅を見届けます!!


5話も楽しみです

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