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クロサギ5話、平野紫耀って何者なん

もうタイトルのまんまだよね、

クロサギの平野紫耀、何者なん?てくらいヤバい、上手さが。

何から書いていいか分からんくらいずっと上手い、上手いっていうのかな、なんかもうとにかくずっと黒崎高志郎

些細な表情や動きだけで怒り、悲しみ、恐怖、困惑
、いろんな感情を表現する平野紫耀。
彼の演技にホントに引き込まれました


しかしまぁ辛かった、今回は前回より更に辛かった
黒崎の心情考えるともう……

黒崎はどうしたかったんだろう

もうどうすればいいのか、何をすれば正解なのか、自分がしたいことは何なのか、ぐしゃぐしゃに見えた

【御木本を食う】【親の仇を打つ】
それだけのためにクロサギとして存在した黒崎
それでも信念としてもってたのは“人殺しはしない”だった
でも、御木本を止めるにはもう“命を断つしかない”

数話前から感じていたこの違和感
じゃあ黒崎はどうするんだろう?
自分の手は直接は下さないけど遠回しに命を奪う?
御木本はいいの?それは人殺しにはならない?

まさに桂木が伝えた部分だった

きっと黒崎自身も矛盾を感じていただろうし、やろうとしてることが正しいことだともさらさら思ってない

だからこそ神志名が突きつけてくる言葉に苛立ったのかな、

だって多分本人が一番【自分が間違ってる】なんて分かってるもんね

だけど考えて考えて考えた結果、それしかなかったんだよね

"自分は罰を受けるべき"そう思っているからこそ
「せめて、命くらいは掛けないとね」なんだと思う

自分がしたことで御木本以外の命を奪ってしまった、これは黒崎にとってめちゃくちゃにしんどい事実だっただろうな

それもこれも全部全部、桂木の仕業

御木本を食うのは【親の仇のため】だったはずなのにいつの間にか【桂木のため】になっていた

御木本に言われて「違う!!!」って否定したけど、きっともう確かにそうだったし、【何のために】も黒崎の中でぐしゃぐしゃだったのかな


あれだけ食いたかった御木本を追い詰めたのに
状況だけ見たら御木本を食えてるのに
「認めろよ!」って負けを認めさせようとしても当の本人は「いい人生だった」と。

あの信じられない、とばかりに絶望しか感じない目を見開いた黒崎が辛い

自分のしたことで奪った命の証拠である眼鏡
目の前にいる憎い相手の命を奪える拳銃

この2つを並べるって、ホントに脚本やばい


「俺は、人は殺さない」

1話からの黒崎のこの信念が、5話でのクライマックスだったんだろうな

ただ、結果的に追い詰められたことで、御木本は自分で命を絶った

黒崎が待ち望んでいた未来が来たはずだった

はずなのに、何一つ解放されていない黒崎がもう見ててしんどすぎた


相手を命を絶った、親の仇を打てたはずなのに
思い出すのは
“あるべきはずだった幸せな家族の思い出”
“狂わされた家族の結末”

自分の人生、家族の人生を狂わせた相手を破滅させたけれど、相手は自分の親のことさえ覚えておらず、「いい人生だった」とまで告げた

あの号泣する黒崎は、クロサギの黒崎高志郎ではなく、ただの21歳の悲しみと虚しさに覆い尽くされた黒崎高志郎だった

解放感や達成感ではなく、絶望感、虚無感しかない泣き方
これまでずっと泣きそうで涙は流さなかった黒崎が、最後の最後で崩れ落ち、声を上げて泣いた

何もない、終わってない、自分は一体何をしてるのか、何をしたって家族は戻らない、自分の人生も戻らない

まだ若干21歳の黒崎高志郎
雨の中、誰も彼に寄り添う人はいない
【誰もいない世界】に佇む彼を助けられる人はいなかった


もうね、とにかく見てて

頼むから黒崎を早く苦しみから解放して;;

って願ってしまった

彼が普通の人生を歩める日はきっと来ない
命を落とすか、警察に捕まるか、クロサギを続けるか、とにかく“人並みの幸せ”はもう絶対手に入らない

【全て捨ててきた 心なんて愛なんて 生きる邪魔をするだけ】
【もしも叶うなら ろくでもない俺を消してくれ】

ツキヨミの歌詞は黒崎の心まんまだよねこれ辛いわすごいなこの歌

原作を知らないから、最終回に向かってどうなってくのか全然分かんない

分かんないけど、黒崎の旅が、なにか希望をもてる形で決着がつきますように;;;


とにかく中国語はもちろん、マフィアと対峙したとき、神志名と対峙したとき、御木本との最終決戦、大胆なようで繊細な、全て違う顔を見せた平野紫耀の演技が凄まじかった5話でした

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