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「いたずらな奇跡はいつかtake us to the moon」について #恋降る月夜に想ったこと ⚠︎映画ネタバレあり

King & Princeの新曲「恋降る月夜に君想ふ」のMVが公開された。

初見の感想は「キンプリちゃんサイコー!!!」「カワイイ!!!!!!」だったが、何度も何度も繰り返しMVを見るうちに1つの歌詞に対する解釈が変化した。その歌詞とは、まあタイトルを見れば分かる通り「いたずらな奇跡は いつかtake us to the moon」のことだ。

私はこの歌詞を初めはジャニーズ特有のトンチキとまではいかないが、「かぐや姫で月モチーフだから適当に当ててるのかなー」と思っていた。だって月行かないじゃん。大抵の人は行けないじゃん。行けそうなの某社長くらいじゃん。と思ってしまっていたので該当歌詞については軽い違和感があったがスルーしていた。

ただ、昨日MVが公開されてから何度も見て聴いていくうちに映画「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜ファイナル」の内容の一部(というか漫画「かぐや様は告らせたい天才たちの恋愛頭脳戦」の内容の一部)を思い出した。白銀御行が四宮かぐやに自分なりのかぐや姫の解釈を語るシーンである。

以下セリフ引用のため閲覧注意です。

かぐや姫は月に連れ帰される際
愛した男に不死の薬を残す。
だが、彼女の居ない世界で生き永らえるつもりはないと男は薬を燃やしたという美談で物語は締めくくられる。
でも考えてみればさ、あの性悪女が相手を想って不死の薬なんて渡すと思うか?        俺はいつも思うよ あの薬は
「いつか私を迎えに来て」
そんな かぐや姫なりのメッセージだったと。
人の寿命じゃ足りない位の時間が掛かったとしても絶望的な距離が二人の間にあったとしても
「私はいつまでも待ち続けます」って
意味を込めて不死の薬を渡したんだと思う。
だけど、男は言葉の裏も読まずに美談めいた事を言って薬を燃やした。            酷い話だ。俺なら絶対、かぐやを手放したりしないのに。俺なら月まで行って奪い返す。絶対に。何十年、何百年かかろうとな。

「かぐや様は告らせたい」第56話「白銀御行は見上げたい」より

白銀御行、かっこいい〜〜〜!!会長やば〜!

という感想は置いておいて。

これを思い出した時、私の中でやっと「take us to the moon」は単にかぐや姫モチーフというか月がテーマの曲だから当てたんじゃなかったのね〜と納得できました。いや、勝手に納得しました。「take us to the moon」つまり月に連れて行ってくれるというのは、月に連れ帰られたかぐや姫と、彼女が愛した男が月で再会できること。すなわちハッピーエンド。King & Princeの別シングル「I promise」でいうと「きっと叶えてみせるよ 世界が嫉妬する恋の結末を」の恋の結末。そういえばORICON NEWSなど各ネット記事の終わりにこんな言葉があったな。

「koi-wazurai」は“運命のはじまり”をイメージして制作されたが、今作では“その運命の行く先”にフォーカスをあて、恋のドキドキや、好きがあふれ出して止められない想いをKing & Princeが歌う。

私は「恋降る月夜に君想ふ」で表現される「運命の行く先」が「take us to the moon」なのではないかとまたも勝手に納得した。


次に「いたずらな奇跡」について考えてみた。これには「不死の薬」か関係していると思う。

「いたずら」に注目すると、この言葉は「悪戯」と当てられることが多いが元の漢字は「徒(いたづら)」であり「無駄な、無益な」という意味である。その「無駄な、無益な」という意味から「人を怒らせる、人に迷惑をかける」というような現在の「いたずら」の意味も含むようになった。

「無駄、無益」から何か思い出すことはないだろうか。

かぐや姫が月に帰る前、愛する男に渡した不死の薬は「彼女が居ない世界で生きながらえるつもりはない」と燃やされ"無益"になってしまった。かぐや姫の想いは"無駄"となってしまった。

こう考えると何となく「いたずらな奇跡」は不死の薬と絡んでいるかもと考えることができる。


じゃあ「奇跡」はどういうことじゃ!ということを考えると単純に想いが伝わることが奇跡なのではないかと。(急に単純)

平安時代のかぐや姫の「いつか私を迎えにきて」とい想いは男には伝わらなかった。

だが、映画内で四宮かぐやの「いつか私を迎えにきて」という想いは白銀御行に伝わっていた、と思う。(結局迎えにきたのどちらかというとかぐやっぼいし。でも白銀は勉強してかぐやに相応しい男になって迎えに行くつもりだったのかもしれないし。)

想いが伝わるのなんて奇跡みたいなことだよーってことなのかなと思った。


で、ここまでの「take us to the moon」「いたずら」と今の「奇跡」の話を合わせると、私的「いたずらな奇跡はいつかtake us to the moon」の解釈は「かつて無駄になってしまった不死の薬も、あなたのその想いも、いつか伝わってきっと素晴らしい結末になる」という感じになる。

まあとにかく、適当に当てたのではなく何か意外に深い意味があるのかもしれない、ということだ。(全然無いかもしれないけど)




ここまでダラダラと書いてすみません。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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