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”なにもない”が教えてくれる自分の在り方。空と海と森しかない場所で

「意外と、家で仕事ができるんだなぁ・・・」。
今までは自宅では仕事に集中できず、ほぼ100%、コーワキングスペースやカフェで仕事をしていた私ですが、今回のコロナをきっかけに、コワーキングスペースとカフェが不要だと気づきました。
これからも必要に応じて利用するでしょうが、いままで、必死になって、”外”に心地いいスペースを探し求めていた自分が、今となっては信じられません。”輝いてみえるもの”に魅了され、自分を見失っていたんだなぁと、つくづく気づかされました。

みなさんも、今までは当たり前だったけれど、コロナをきっかけに、不要になった…と思ったことがあるのではないでしょうか? 

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今回の教訓は、いつも身の周りに、便利で心地いいと”思い込んでいる”ものがたくさんあると、本当に自分が必要としているものに気づきにくくなってしまうということです。

以前知人から聞いた、こんな話を思い出しました。
「都会にいると本当の幸せに気づきにくくなってしまう。あれもこれも欲しくなってしまうからね」。

本当にその通り。都会には多様なひと・もの・ことが溢れています。だからこそ享受できること、挑戦できることももちろんあります。一方、外から受ける影響もたくさんある。そうすると、外とつながることに時間や気持ちをとられ、自分とつながることをついつい忘れてしまう。それが、自分の本質に気づかなくなってしまう要因です。

では、どうしたらいいのか? やはり長時間、なにもない場所に身を置いてみることが一番早いと思いました。すぐにできるのは、部屋に物を置かないことですね…。それから夜の散歩もおすすめです、暗くて見えるものが少ないですから。

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ちなみに私はこの6月から、伊豆半島にある一軒家を”育てる”ことにしました。コロナ前より構想はあったものの、ようやく落ち着き、動き始めることができました。

私が長年住んでいる新宿は何一つ不便ない大都会のど真ん中です。見えるのは高層ビル群。

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一方、伊豆半島の一軒家は、空と海と山しかありません。
同じサンセットでもこんなに景色が違います。

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ちなみに”育てる”というのは、この一軒家を生き返らせるということ。
築30年以上のこの一軒家は、しばらく人が住んでいなかったこともあり、住環境が整っているわけではありません。動物たちも仲良く住んでいて(笑)、これから、屋根・壁・柱・窓・・・すべてを修繕しながら、居住環境にしていく必要があります。庭も草木が生い茂り、畑もゼロから作らなければなりません。快適さは何もないのです・・・。

一方、ここには心惑わすものはありません。
勝手に情報がやってくる都会と違って、自ら選択し、自ら物語を動かしていかないと、何も起きないのです。

便利な都会に慣れ過ぎてしまった私ですが、この”なにもない”場所で自分の本質に向き合う時間を増やしていきたいと考えています。

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