熊本で大きな震災が起こり、私達になにかできないか・・・。
有志のメンバーでリレーコラムをさせていただくことにしました。

1週目のテーマは「助け合い」です。

熊本にいる修習同期たち

司法試験に合格すると、各都道府県の裁判所、検察庁、弁護士会にお世話になっての1年間の修習があります。

私は鹿児島修習で、熊本、鹿児島、宮崎が同じクラスでした。

熊本には何度も行きましたし、
今、自分も被災して大変な中、地域のために活動している同期を誇りに思っています。

恐怖の卒業試験 丸5日間・・・

司法修習は最後に、丸5日間の卒業試験があって、
これが100%合格というわけではなく、
けっこう厳しいのです・・・。

冬の始めの寒い時期、
朝からぶっ通しの試験で、
お昼の時間もおにぎりなどをかじりながら答案を書き続け、
試験が終わる時には外は真っ暗という
5日間。

もう決して戻りたくないし、
絶対に戻れないけれど、
同じクラスのなかまと励まし合い、助け合って勉強した日々が懐かしいです。

最短確実!最下位合格法!?

みんなとの助け合いの中で、
編み出した最短確実!最下位合格法!?があります。  

クラスのみんなとの助け合いの中で編み出した
最短確実!合格法は、
成績優秀答案をシェアし合うことです。

うちのクラスの教官の名言。
「持てる者は与えよ」

A評価を取った人は自己申告で、
クラス全員に答案のコピーを配るルールとなりました。

試験はみんなで受かるもの!

でも、優秀答案のシェアをクラス単位でやっていたのは珍しかったです。

その教官のおかげです。

優秀答案写経のススメ

ちなみに、優秀答案は読むだけじゃなくて、
実際に自分で書き写してみることです(「写経」)。
優秀答案の型や雰囲気が、筋トレ的に脳と身体にインプットされます。

優秀答案のコピーをもらう側からあげる側になる人も増えてきて、
そのうちに、私の答案が優秀答案になった時もありました(A評価からE評価まで取りましたよ・・・)。

みんなであれだけ頑張った!という自信


みんなで頑張るぞーという、すごく良い雰囲気のクラスでした。

試験当日も、写経も含めて、あれだけの数の答案を書いたのだからという妙な自信に助けられました。

こうして、みんなの助け合いのおかげで最後まで走り抜けることができました。

そんな同期に感謝です。
今回も、助け合いをさせてほしいと思います。

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