Chapter 18 of the book "The Gandhi Story"

※以下の文章は、上記の本を私が翻訳・要約した日本語記事です。

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独立、そして解放

1921年、ガンディーはインド国民会議の指導者になった。この団体は、イギリスからインドを自由にするため、熱心に活動する団体だった。

ガンディーが指導者になる以前、この団体は分裂させられていた。しかし、ガンディーは、カーストの異なる階級の垣根を飛び越えて活動することにより、インド中の何百という人々をまとめあげた。

インド国民会議のほとんどのメンバーは、ヒンドゥー教徒だった。しかし、ガンディーは、イスラム教やシーク教、どの宗派であろうとも関係なく、人々をまとめあげ、インドをひとつにした。

ガンディーは、インドを独立・解放させたかった。彼は、インド中を旅し始めた。

あらゆる場所にガンディーは行って、独立について話した。ガンディーは、皆に、インド中の人々が一致団結しなければならないと言った。

ヒンドゥー教徒であるとかイスラム教徒であるとか、もう関係ない。農民であるとかビジネスマンであるとかも、もう関係ない。インドからイギリスを追い出すためには、皆が共に動かなければならない、と。

ガンディーは、インドを自由にしたかった。しかし、この思いは皆の思いとはかけ離れていた。一部の人は、インドからイギリスに去って貰いさえすればいいと思っていた。しかし、ガンディーはさらに上を望んでいた。ガンディーが怖れていたのは、インドの人々が、イギリスが去った後も、イギリス式で生活し続けることだった。

ガンディーは、政治を変えたかった。町や市や人々にものを決めさせたかった。彼は、インドの人々が、イギリスの学校や法律、仕事、その他多くの事を利用するのを止めさせたかった。

インドを変えるために、ガンディーは人々を助けなければならなかった。多くのインドの人々は学校に行けずにいた。多くの人々が身体をきれいにできず、汚いままだった。多くの人々はアルコール依存症だった。

ガンディーは、もしインドの人々が生き方を変えたなら、インドはイギリスなしでも素晴らしい国になることができると分かっていた。

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