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朝日新聞「声」覧投稿 ボツ原稿 誰のための手話通訳か?

2011年5月2日
https://www.facebook.com/notes/377030303337947/

(某大新聞に投稿しましたが、ボツになりましたので、読者数の規模が若干異なりますがFBに投稿します)

東日本大震災以降、毎日のようにテレビをつうじて官房長官の記者会見を見ている。

官房長官が登壇すると左手から手話通訳者が登壇するのが見える。しかし、実際の手話通訳がテレビで放映されることはないようである。

少し前にニュージーランドで地震が起きた後のニュース報道では、ニュージーランド当局者の発表の横に常に手話通訳が配置されていて、情報保障についての彼我の違いを痛感させられていた。

日本における大震災後は、その直後こそ手話通訳が配置されていなかったものの、関係者の働きかけで実現したと聞いている。

しかし、求められていた手話通訳とは、まさか、聴こえない新聞記者のためではあるまい。

確認したとろ、昼に記者会見がライブで放送される際には手話通訳も放映されているとのことである。

しかし、その他の時間帯では放映されることはなく、働いて帰宅後に夜のニュース番組を見る聴覚障害者にとっては以前とかわらない状態が続いているといえる。

常にすべてのニュースに手話通訳を配置し、いわゆる情報弱者をなくすことへ関係者が早急に取り組むことをお願いしたい。

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