見出し画像

読書ノート641「フロスト日和」を読んだ

知人にすすめられて読み始めたフロストシリーズ。
1冊目で面白くないと思ったのだから、やめておけばよかったものを、メルカリでまとめて安売りしていたのでついうっかり買ってしまったのがいけなかった。
一作目でつまらないと思ったのだから、やめておけばよかったのに、昭和の人間は、食べ物を残せないのと同様、買った本は読まないともったいないと思ってしまう。
でも世界的には高い評価とものすごい売れ行きを示しているのだから、きっといつか面白くなるのだろうと期待しつつ、二作目にチャレンジ。
文庫本といっても700ページをこえる大作。
一作目同様、どうしようもない刑事フロストのどうしようもない捜査ぶりが、次々におこる、脈絡や関連が感じられない事件の中でダラダラ、延々と展開されていく。
30年近く前の作品だが、刊行当時、日本では「このミス」1998年版海外編1位に選ばれていたというのが不思議だ。
とくに素晴らしい謎解きの展開があるわけでもなく物語は終了するのだが、どこかに、この本は警察小説であってミステリー作品ではないとあったが、ふうん、だからなんだというのだろうか。
でもなんだか、ちょっと中毒症状を醸し出しそうな予感がなくもなく、ヤバイな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?