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読書ノート659.5「おてあげ第3号」を読んだ

全文を読んだわけではないので、読書ノートとしてはノーカウント、備忘録として。
「困ってる人文編集者の会」による「本のまわりの困りごと」を寄せ集めたジン。
前回同様、ちょっとした打ち合わせもあって立ち寄った下北沢のB&Bでゲット。
つまみ食いした中では、装丁家による菊地信義について書かれた部分のある話が面白いというか、興味深く読めた。
菊地信義さんがどれほどすばらしい方かは、ご存じない方はググってください。
スペース96でも菊地さんが装丁した本を復刻させていたこともあるが、あれほどの大家が、この文章の書き手である若き装丁家に嫉妬したという話がなんとも彼の素晴らしき人格をあらわしていてよかった。
もうひとつは、「ある行旅死亡人の物語」がとりあげられていたこと。
かなり前の、この読書ノートでも取り上げたが、僕だけでなく、このnoteだけでも多くの人がこの本について書いている。
https://note.com/kozokubo/n/nc817c8c9968e
ともあれ、ドキュメントでもあり、謎解きでもあり、サスペンスでもありという、もうまるで松本清張なみの面白さで、最高に興味のわく本なのである。
ということで、あくまでも備忘録としてのメモ。



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