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2020年、私の飲食店リサーチテーマ7つについて歩きながら語ろう

今年の私の飲食店リサーチテーマは、以下の7つだ。
1、女将が輝く店
2、ハイコンセプト酒場
3、クラフト和酒を深掘りしている店
4、地域のニューオープンでこれまでにない業態の店(レギュラーテーマ)
5、居心地のいいカウンターの店
6、若いシェフのスタートアップチャレンジ
7、クリエイティブ鍋の店

久しぶりに代々木八幡から代々木上原筋をリサーチ。
1軒目は、最近また話題の「煮込みとお惣菜スタンド ウエトミ」へ。3年前にオープン、素晴らしいコの字型カウンターの店。立ち飲みと座りが向かい合わせ、テーブルもある。立ち飲み側にはお酒と食材が詰まった冷蔵庫。お客さんは飲みたいワインを冷蔵庫からセルフで取る。テーマ2の「ハイコンセプト酒場」である。

上原2軒目「&piece」は、テーマ4の「これまでにない業態のニューオープン店」。かなり斬新なフィンガーフードが13皿15種類(一つはスプーンで食べるリゾット)出てきて4,200円という信じられないぐらいの高コスパ店。コスパという言葉は使いたくないが、まあとにかく安い。安いだけじゃなくクリエイティブで価値が高い。高バリュー店だ。オーナーシェフの山岸正祈さんは、中目黒の「クラフタル」にオープンからいた方。まだ若い。昨年4月に独立した。1万超える高い店はたくさんあるけど、この価格でクリエイティブ勝負している山岸さんに惚れた。飲食の醍醐味は進化させる力とクリエイティブ力。それを究めればお客さんは歓喜する。過剰なサービスいらないです。ちゃんとメニューの説明があればいい。
一つ上のケイタリング頼むなら、ここですよ!と思わず応援したくなりました。テーマ5の「若いシェフのスタートアップチャレンジ」の店でもある。

上原から自由が丘へ。自由が丘ニューオープンを検索して気になったのが「ワインとイタリア料理 141」。ヒロ通りの飲み屋街の一角に新しくできた3階建ての飲食ビルの3階。オープンして4ヶ月。選んだ基準は店の画像にあったカウンター。私はカウンターの端っこで飲むのが好き。落ち着くんですよねー!

ここも外さなかった。オーナーシェフは石井一輝さん、27歳。この歳で新築ビルからお誘いがかかり、スケルトンから立ち上げた。内装を手抜きしたくなる投資だが、彼はきちんとやりたい店に仕上げた。一枚板で素材感を活かしたカウンターがとにかくいい。料理もイタリア縛り野ワインもよかった。オレンジワインはなかったけど。長野の上田出身の石井さん、「日本酒は長野のお酒3種類だけ置いてます」と。ワイン酵母の「SEKIZEN」旨かった(テーマ3の「クラフト和酒を深掘りする店」)。でも、15度。ちょっとキツくて。私はいま11〜12度の低アルコール原酒にハマってます。長野産のオレンジワインと低アル原酒、できたら長野産クラフトビールも置いてください。リサーチテーマ6の「居心地のいいカウンターの店」にリストアップしたい。

リサーチテーマ7の「クオリティ鍋」。痛風鍋以外のハイクオリティでレアな鍋料理を出す店を足で潰していきたい。別の日にケール鍋とセリ鍋をいただく。セリ鍋は東京でもっと出されてもいい。日常的に食べたい鍋だ。こんな感じで2020年の私の飲食店リサーチは続く。皆さんのリサーチテーマは何ですか?

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