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2月の#ご自愛WEEK⑤

こんにちは!
2月最終日、今日はゆっくりできていますか?東京は日差しの暖かい気持ちのいいお天気です。ちょうど明日からの3月、気温があがって春らしくなっていきそうです。

ご自愛WEEK5日目は『』に向けての対応力UPを!

春といえばどんなイメージでしょうか?
桜、暖かい、三寒四温、出会いと別れ…

中医学(東洋医学)では"陰陽五行論"の中で春は『木』に属します。(自然現象はすべて木火土金水の5つに分類されそれぞれ相互関係により成立するというもの)
『木』特徴は"曲直(きょくちょく)"と表現され「上にあがる、成長する」という特性があります。草木が太陽に向かって上へ外へ伸びていく様子を指します。

『木』が先なのか『春』が先なのか分かりませんが(笑)冬が終わり季節的に暖かくなり、どんどん植物が芽吹いて育っていく時期。自然現象として、"上に外に"という力が働きやすくなるのが春なんです。

そして、体の臓腑の中では『木』に属するのが体の気の巡りの調整役である『肝』という臓。この肝は「疏泄(そせつ)」という、体内のあらゆる"気"の動きを司っています。(ここではざっくりとカラダを動かすエネルギー、代謝、気持ちや気分そのものと捉えて頂くと分かりやすいです)

肝が働き過ぎると、気がどんどん巡るので気持ちが高ぶりすぎたり、落ち着かなくなったり、オーバーヒート気味で、高血圧や頭痛、体内の"炎症"が強くなり口内炎や吹き出物、蕁麻疹やアレルギーなどの皮膚症状に出やすくなります。

逆に働きが悪くなると、気が巡らない状態、気分が落ち込みため息がちになったり、気血がめぐらないので手足が冷えたりお腹が張ったり、肩こり首こりが強くなったりします。
(※なお、各種症状は必ずしも『肝』だけが原因ではないのでご注意ください)

この肝の特性も『木』に属しているので、"昇発(しょうはつ)"という、"上へ外へ"向かう特徴、"条達(じょうたつ)"という、のびのびするという特徴があります。

つまり、何が言いたいかというと…

自然現象としても、カラダも、
「上へ外へというベクトルが強くなる」
「のびのびしたい」
という状態が1年の中で最も強くなる時期
なので、

春は、のびのびしましょう、ということです(笑)

お天気のいい日は外へ出て、太陽を浴びながらのんびりお散歩やストレッチを。長い時間でなくてOKです。朝のちょっとした時間、仕事の合間やお昼休憩にほんの少し外へ出て伸びをするだけでもOK。体がのびたがっているので、そうさせてあげてください。

体がのびのびしたがっているのに、ずっと家に引きこもって動かないでいると、体的には窮屈で、うっぷんが溜まってしまいます。

ですが、のびのびしたがっているがゆえに注意も。
自然と"上に外に"ベクトルが向いていますので、ちょっとしたことで体も気持ちもすぐに"上に外に"向きやすくなります。
・頭に血が上りやすくなる
・イライラしやすくなる
・わーっとなりやすくなる
・出血しやすくなる
・汗をかきやすくなる
・吹き出物やアレルギー症状が出やすくなる

なんてことも。
"のびのび"しすぎも困ったもの。数値化できないですし、人によってのびのびの程度も異なるので、適度なのびのびがこれまた難しいのですが、たまに自分の体に「今のびのびしてる?」を聞いてみてあげてください。

あれが猛威を‥

最後に、花粉症が猛威を振るい出しました。暖かくなってきて外に出たい、のびのびしたい、でも花粉症で外に出られない…そんな方も多いかもしれません。
花粉症は体の過剰な免疫反応、炎症症状なので一瞬で根本治療をすることはなかなかできませんが、薬で一時的に抑えつつ、長期的に体質改善をしていくことでアレルギー反応を起こしにくい体をつくっていくことは可能です。

また、対処療法ですが、耳鍼(耳への置き鍼)で花粉症の症状に効果的なツボもありますので、ぜひこの春は鍼灸治療も選択肢にお試しください^^

#ご自愛WEEK #BODYDIALOGUE  #花粉症 #耳鍼

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