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【米国株5/9~5/13まとめ】CPI高止まり・FRB高官が50bp推し・指数リバウンド開始

こんにちは、Kojiです。CPIが発表されましたが予想を上回る結果で、高止まりだった。発表後すぐは下落となったが、続落を続けてきた指数は週末にかけてリバウンドを始めました。

S&P500はCPI後日から反発 ▲2.4%

チャートは前週のリスクオフを引き継いだ前半戦。11日のCPIが予想を上回る高止まりでさらに下落。12日に下値サポートラインで反発(ピンク線)、出来高はやや多め。13日も反発、買い入れが続き上昇した。ただし出来高はさほど増えておらず上昇圧力は弱めな印象。

満月相場が始まる16日週は、リバウンドがどこまで継続するか見ていきたい。様々な不透明要素が続いてるので、月末に向けて解消するような安心材料が出てくると、今の空気感が改善してくるかもしれませんね。
(中国・上海が16日から経済活動再開される話が挙がってたので、一つ解消されていきますね)

チャートの見方
SMA20:青色 / SMA50:緑色 / SMA100:ピンク / SMA200:赤
EMA200:水色

SKEW指数が120まで低下でかなり低い域。2020年10月以来。SKEWを見る限りでは買いが少し入ってくるゾーンにも見える。

週足
6週連続の続落。この週は後半の反発により、長めの下ヒゲをつけた下影陰線。前の週が上ヒゲ付けた迷いのローソク足で売り圧力が強く、この週の下ヒゲ陰線で買い戻しが起きているかもしれませんが、陽線にできなかった弱めなプライスアクション。
上昇圧力が強いかどうかは5/16週の値動きを注視したほうが良いでしょう。

MA200より上にあるSP500銘柄は34.85%➡31.28%に低下。
一時28%と1年内では最低値を付けたが、週末にかけてやや回復。

ナスダック100はサポート割れから反発回復 ▲2.41%

前回、示してた12,300のテストは落ちて、11,692まで下落。反発で12,387まで戻って引け。SMA50とのギャップがまだあり、今だ下落トレンド中。次週以降のリバウンドの強さを見ていきたい。

次のサポートライン・テストは12,300付近。そこで反発できなければ11,200付近までズルっと下がる可能性も。
5月8日のnote

12,300のサポートラインをキープできるかはテストラインとして引き続き注視。

週足
週足チャートは6週連続の続落。長めのヒゲをつけた下影陰線。EMA200にだいぶ近付いてきているため、下がる場合はEMA200を下回るかどうかは重要ラインだろう。

MA200より上にあるナス100銘柄は17.64%で前週キープ。
5年の中でも2018年12月11.65%、2020年3月10.67%が底値圏だが、今回は一時14.7%と3番目の低い値でした。

1年の動き
5年の動き

ナスダック総合 ▲2.8%

ナス総合も6週連続で下落。前回書いた週足EMA200・11,300付近のサポートラインを一時は下回り11,108まで下がったが、反発で11,805までなんとか回復。

週足のEMA11,300付近が次のサポートライン・テストかも?
5月8日のnote

リバウンドの強さ次第だが、引き続き週足のEMA200を下のサポートラインとしてテストされるかどうかは気にしておきたい。

BTCUSD

BTCのチャートは下降ウェッジでまだ売り圧力強そう。
チャート解説は以下を参考に。

セクター

ディフェンシブが上位2つを占めた。ビッグテックが売られたことで大型グロースの下落が厳しい。

週間ベスト
1. 生活必需品 +0.3%
2. 通信 ▲0.6%
3. ヘルスケア ▲0.9%

週間ワースト
1. 不動産 ▲3.9%
2. 一般消費財 ▲3.7%
3. 金融 ▲3.5%

サイズ・タイプ
・中型バリュー ▲1.7%
・大型グロース ▲3.1%

1週間のセクター値動きはこちら。

Fear&Greed Index

Extreme Fearに到達、12日には一桁台の6まで低下したが、週末は反発して12に回復。

12日は一桁台の6を示し、この1年の最低値だった。

機関投資家センチメント NAAIM Exposure Index

前々週 46.25 ➡ 前週 31.76(以前は57.18だったが修正された?) ➡ 5月11日(水) 24.31 (前週差 ▲7.45pt)
約2年の間で最低値をつけ、総悲観の様相。

Bull/Bear Ratioはよりベア寄りへ

5/10時点では-10以下に低下し、悲観域を継続

ヒンデンブルグオーメンは無点灯キープ

5/13時点では無点灯のまま。

炭鉱のカナリア HYG ハイイールド債

HYGはこの週も下落、週末にかけて反発。
今後の値動き次第だが、HYGが上昇すれば若干の安心材料か。

金利と今週のニュース

複数のFRB高官が50bp推し発言

50bp利上げ、75bpは積極的に検討していない内容でした。
BS縮小は6月から8月は月475億ドル、9月からは月最大950億ドルを圧縮する。

デーリー総裁も50bp利上げに寄せてきた。

パウエル議長も再度50bp路線で発言。

75bp利上げの選択肢は残すも、50bpとしたい意向キープ。

金利は低下

10年金利が3%未満に低下。

イールドカーブはブル・フラットニング

長短金利差は若干の低下

実質金利もプラス圏維持もやや低下

需要低下を言及する企業増加

CPIが市場予想を上回った

すべて予想を上回る結果

CPIがピークアウトしてもしばらくは10Yとのギャップが大きい見込みか

PPIは予想比マチマチ

個別株の決算発表

決算クリア銘柄:ティッカーが緑色の銘柄

PLTR パランティア

EPS、ガイダンス売上ミス

BEAM ビーム

売上ミス

BNTX ビオンテック

決算クリア

ATER Aterian

全ミス

UPST アップスタート

Q2・FY22ガイダンスミス

PTON ペロトン

全ミス

CELH セルシウス

決算クリア

LI Li Auto

ガイダンスミス

OXY オクシデンタル・ペトロリアム

決算クリア

DDS ディラーズ

決算クリア

FVRR ファイバー・インターナショナル

売上・ガイダンスミス

MQ マルケタ

EPSミス

BKSY ブラックスカイ

ガイダンスミス

OLPX オラプレックス

ガイダンスミス

SONO Sonos

決算クリア

AFRM アファーム

Q4ガイダンス売上ミス

DUOL デュオリンゴ

決算クリア


決算発表予定

5/9週の予定

イベント

17日 小売売上高
20日 SQ

アノマリー

  • 満月相場(5月16日~5月29日)

  • 水星逆行(5月10日~6月3日)

  • ブル:16日、17日

  • ベア:18日、19日、20日

おわりに

続落続きの中、ようやくリバウンドといった週でした。リバウンドで大きく上昇するためには、好材料がほしいところ。
中国上海が16日から経済活動再開らしいので、これを材料に上向いてくれるか見ていきたいですね。

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