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実は、『伝え方が9割』は社会の本質を具体化したもの

【本記事の主旨】

『伝え方が9割』にて紹介された
”ノーをイエスに変える技術”を
単なる頼みごとをする際の
テクニックに留めず、
我々が生きる社会の本質とも言えるべき
抽象度の高い概念にまで昇華することで、
他分野への応用の一助となることを目指す

※図解あり


『伝え方が9割』で紹介されていたこと

この本では他者に依頼をする際に
自分の望む返事をしてもらうために必要な
3段階の思考のプロセスと7項目の具体的な
依頼方法を紹介していた

”ノーをイエスに変える技術”に関しての説明は
当書をご覧いただくとして、本記事では
紹介されていた3段階の思考プロセスを糸口に
より抽象度の高い概念への昇華を試みる

まず、3段階の思考プロセスで主張されているのは
自分目線で考えるのではなく相手目線で考え、
相手にポジティブな感情が生まれる言葉を
頼み事をする際に添えることが大事だということだ

この実践により相手の返答がイエスになる可能性が
あがると当書では提案されているが
これが成り立つ背景として、
このような社会の本質があるからだと思われる

それは
「我々が生きる社会は交換行為の上に成り立つもの」
である

物々交換や金銭のやり取りを伴う買い物などの
形態の違いはあれど
お互いの不足している部分を

「交換」

によって補い合う行為なくしての
社会の成立はないだろう

社会の本質


この社会の本質という視点から
当書の7項目にわたる”ノーをイエスに変える技術”をみると
Giveのいち具体例として処理できる

社会の本質の一具体例


あくまで、
「交換行為によって成り立つ社会が先にあって
その社会で自分が望む返答をもらう方法が
ノーをイエスに変える技術”である」

という理解でいた方が
他分野への応用が容易になるのでは
と思います

望み通りの返答をもらう単なるテクニックとしての
理解で留まらず、社会の本質を具体化した
いち具体例であるという認識を
持ってもらうことで、
ここまで読んでくだっさった方の
今後の一助となれば幸いです

ありがとうございました



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