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双方がニコニコする

学校より自宅で過ごすことを選んでいた子どもたちが、行くことを選び始めた。この4月から。約3ヶ月経ってまだそれは続いている。

私は、シンプルに嬉しく思う。
学校へ行くことを選択したから嬉しいのではない。
子どもたちがニコニコ楽しそうにしているから、である。私も彼らが学校に行っている時間、好きに予定を組み立てられるので嬉しい。

究極、親子双方がニコニコしていられたら、学校行こうが行くまいが、勉強しようがしまいが、仕事をしようがしまいが、どうでもいいと思う。
そして、“双方が”ニコニコするためにはいろんな方面からの行動が必要だなと痛感している。
そんな話をしていたら、友だちが「ぜひ、書いてほしい!」と言ってくれたので書きます。
友だちのうちは不登校ではないけれど、親子双方がニコニコできないこともしょっちゅうあるらしい。(そりゃーそうですわね)

まずはシンプルにおすすめしたいのがこの本。
タイトルには『不登校』とあるが全ての親子に使えるスキルです!

「不登校は1日3分の働きかけで99%解決する」

私は不登校やら発達障害やら、いろーーーんな本を手当たり次第読んだのだが、この原則ひとつでいいんじゃないか、と思った。

簡単に言うと、その子の持っているたくさんの「力」に着目しよう、ということ。不登校(など、子どもが出してくる”問題行動”とされるもの)の原因を探すのではなく、子どもができていないことを矯正するのでもなく。
「毎日3回『○○ちゃんは〜〜する力があるね』とその場で心を込めて言う」などやり方は具体的に本に書いてあるのだが、私は誰かに貸してしまったのか手元にないのでうろ覚えですが‥

うちの子たちに言ったのは
ちょっと面白いコメントを言って家族を笑わせた時「人を楽しくさせる力があるね」
細かい作業をずっとやって終わらせた時「完成させる力があるね」

などなど‥大したことじゃなくていいんです。でも「おぉイイね」と思ったことや「これが力なのかもしれない」と思ったことをすかさず言語化する。なんなら「裏っ返すと欠点になること」も「〜〜する力」として言語化する。

反抗された時、(怒りたくなるのを一瞬堪え)「自分の意見をはっきり言う力がある」
夕飯だよと呼んでも来ないでずっと絵を描いている時(怒りたくなるのを一瞬堪え2)「集中する力がある」などなど‥

(要注意なのは、何かできたからエライ、スゴイということじゃないそうで‥。)

これを毎日ひたすらやっていく。
子どもが、言われた瞬間ほんのり嬉しそうな表情になるのがたまらない^^
子どもの良い素質がいっぱい見つかってそれを伝えてあげることで、親子双方の心が元気になっていくのを感じます。

むしろ親がメンタル立て直せるのかもしれない。心配ではち切れそうだった心が変化し、「この子は大丈夫。こんなにもいろんな力があるんだ、どうなったってやっていけるさ」ってどっしり構えられるようになって来ました。

さて、先ほど帰宅した娘、先週の宿題をサボってしまって今日2日分(?もしかしたら6日分?!)やらなくてはならない状況。いつも17時まで遊ぶ友達と「今日は1時間だけ」と約束して来たそう。「宿題やらなくちゃいけないから」と断って来た彼女に、「セルフコントロールする力があるじゃん」と言ったらニヤっとしました。


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