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【注目】梅毒感染が急増!!

まだまだ、コロナ感染も治まっていませんが、ここにきて性感染症の梅毒に感染する人が増えているという記事、イベントで研究者の方々の声を聞くようになりました。

そこで、僕自身も梅毒の感染経験があるので、記事にすることにしました。

梅毒とは

ちなみに梅毒は、性感染症の1つです。
そして、初期症状は僕の経験上、特に病気になったのかなってものはなかったと記憶しています。また、初期症状がないため、第2期の頃に出てくる発疹も数週間~数か月で治まってしまうので、大丈夫だと思ってしまう人が多いように見受けられます。

第2期の頃に病院いに行き、治療を行わないと大変なことが起こります。

と、いうのも、梅毒は発疹(バラ疹)が出ているときは、症状が病気だということがわかるのですが、症状が進行してしまった場合には、脳や目などに転移をし、最終的には死に至る病となります。

たかだか性感染症と侮らないで下さい。

梅毒については、僕が書いた下記の記事にも当事者としての経験を踏まえ、説明させて頂いています。
僕の書いた過去の記事の中で、東京都の福祉保健局が梅毒に関して詳しくまとめて下さったものを印象しています。また、今回は新宿駅前クリニックが書いた、梅毒に関するページのリンクを貼り付けておきます。詳しい内容については、東京都福祉保健局、新宿駅前クリニックのサイト(下記リンク)にてご確認下さい。

それに併せて、僕の敬愛する岩室Dr.も梅毒に関することをFacebookに投稿されていましたので共有させてもらいます。

岩室Dr.Facebook投稿

梅毒に感染した場合、完治はするのか

梅毒に感染してしまった場合、どの診療科に行くのが良いのでしょうか?

思いつく限りあげてみると、

  • 感染症科

  • 皮膚科

  • 性病科

  • 泌尿器科

と、いったとこでしょうか。場合によっては、眼科呼吸器科脳神経外科なども考えられます。

一番いいのは、感染症科や性病科なのですが、感染症科や性病科のある病院が近くにないという場合は、皮膚科、泌尿器科などを受診することになります。
それで、もし病院で梅毒の治療が出来ないとなれば、感染症科のある病院を紹介してもらえると思いますのでご安心下さい!!

本題に入ります。

梅毒は、治療が終わっても完治したことにはなりません。
梅毒は、血液検査の状態が問題ないとなったとこで治療が終了します。ですが、これで完治ということにはならないのです。
簡単に言うと、血液検査で梅毒の治療指標になるRPRの数値が検出できない状態まで下がっているだけで、実は残りカスが少なからず残っているからです。また、梅毒は、再感染する恐れもありますし、治療終了後の再検査で陽性と判断されてしまうこともないとは言えないのです。
なので、梅毒は完治とは言わず、治療終了後の状態を梅毒になったことがある人という意味の梅毒キャリアという言い方をしたりします。

一度、梅毒になったことがある人は、再感染に注意が必要となってきます。

梅毒の治療とは

梅毒の治療とはどういったことを行うのでしょうか。

ペニシリン系の抗生物質の飲み薬や筋肉注射で治療することになります。
僕の場合、第2期で治療が開始されたので、約1ヶ月くらい毎日抗生物質を飲んでいたと記憶しています。

なので、治療を始めた時期、治療の経過具合によって、投薬治療の期間も異なってきます。

インターネット上に治療期間の目安としては、第1期であれば2~4週間、第2期であれば4~8週間の服用となっているようです。抗生物質の筋肉注射も選択肢にとは言われていますが、短期間に集中的に治療を行うので、服薬治療がメインになると思われます。
僕が梅毒に感染した20年以上前でも服薬治療でした。

梅毒の予防法とは

梅毒はHIVと違い、服薬で予防出来る性感染症ではありません。それに併せて、HIVよりも強力な感染症であることを知っておいて下さい。

と、なると、予防法は、コンドームの一択しかありません。

なので、HIVよりも予防が大事になってきます。

梅毒は挿入行為に感染するのはもちろんのこと、オーラルセックス(フェラチオなど)などでも感染します。その為、指用のコンドーム、男性器用のコンドームの両方を使う必要があります。

Findom(フィンドーム)パッケージ
Findom(フィンドーム)説明

上記、岩室Dr.のFacebookの投稿にもコンドームを使っていたんですと書かれていますが、それも梅毒に感染したのはどうしてでしょうか。

それは、コンドームを使うタイミングを間違ってしまったということが考えられます。では、梅毒を予防するためにはどのタイミングでコンドームを使用したらよいのでしょうか。

それは!!

オーラルセックスをするところから正しい手順で使用する

ことです。

これしかありません。

クドイようですが、梅毒はオーラルセックスで感染しないことはありません。そして、コンドームの使い方一つで予防出来る性感染症です。

どうして、僕がここまで熱くお話するかというと、それは、梅毒の先にはHIV/AIDSという一生付き合っていかなければならない性感染症が存在するからです。そして、僕自身がHIV感染をした当事者だからです。

性感染症に感染しないことが大事だと思っているからです。

最後に!!

コロナ禍になってセックスをする機会が減りました。このところ、行動制限が解除されたこともあってか、セックスをする機会が増えたのかもしれません。

梅毒はコンドームで予防することはもちろん、清潔な状態でのセックスが大事になってきます。なので、今一度、ご自身のセックスライフを見つめ直してみて下さい。

これだけは覚えておいて下さい!!

コンドームは避妊具としての役割もありますが、性感染症予防のためのものでもあるのだということを!!

コンドームを有効利用して、明るい家族計画につなげていきましょう。

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