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『その歯の痛みは歯からではなかった』

香川県坂出市のスポーツデンティスト

香西歯科医院です。


全英女子オープンで優勝した

渋野日向子選手が

ラウンド中に歯の痛みを訴える

トラブルに見舞われました。


29日に開幕するゴルフツアー参加の為

練習ラウンドを回っていたのですが

4日ほど前から歯の痛みを感じていたらしく

食いしばる事が出来ないので

得意のパワフルなショットが打てない

との事でした。

 

特に食事するのには支障がなかったが

ショット時やティーを挿す時に下を向くときに

右頬辺りに痛みを感じ

手で押さえるしぐさが写っていました。

 

一向に改善されないので

歯科医院にてレントゲン写真を撮ったが

歯に異常がなく

副鼻腔と言われる鼻の空洞に

膿が溜まっており

下に向くと痛いのは

膿が移動するからだと診断されました。

 

病名は「急性副鼻腔炎」

 

この空洞が上顎の奥歯の根の

すぐ上にある為

炎症が起こると歯の痛みに似ている為

診断しにくい事があります。

 

歯が痛いからと言って

歯を削ったり、抜いたりしても

痛みは改善されません。

 

渋野選手はその後38度も発熱し

抗生剤の点滴などで治療しているそうです。

 

実は私も15年程前に

副鼻腔炎に悩まされていました。

 

仕事で下を向くことが多いのですが

その度に頭が重く感じ

目も見えずらくなり

辛かった思いがあります。

 

渋野選手も早く良くなって

素敵な笑顔が復活してくれることを

願っております。


2019年8月27日

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