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『小学校での歯並びの話①』

香川県坂出市の香西歯科医院です。

先日、坂出市立松山小学校において

4月に入学される児童の保護者に向けて

講演を行ってきました。

 

テーマは

「健やかな心身を育む為に重要な歯並びの話」


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学校歯科医として6年間

検診を通じて

児童の口の中を見て行く訳ですが

この6年間は

乳歯から永久歯に生え変わる

大事な時期になります。


乳歯の虫歯を放置しておくと

後から生えてくる永久歯が

正しい位置に生えてこなくなり

歯並びが悪くなる可能性があります。

 

早いうちに虫歯を発見して治療することで

痛みもほとんど感じることなく

短時間で治すことが出来るでしょう。

  

では歯並びが良くなることで

どのような『メリット』があるか

考えてみましょう。

 

まず歯並びが良い事で

正しい位置で

しっかりと噛める様になります。

しっかりと噛める事で

身体に必要な栄養が

十分に取ることが出来ます。


将来、健康で丈夫な身体が

出来上がる事でしょう。

 

固い食べ物も

しっかりと噛んで食べられるので

顎の骨や顎の筋肉

表情筋の発達も十分行えます。

口の周りの筋肉が発達する事で

しっかりと口を閉じ

鼻で呼吸することが出来ます。

 

これはテレビでもお馴染みの今井先生の

『あいうべ体操』でも言われていますが

口呼吸だと口の中が乾燥し

風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。

こういった事の予防にも繋がります。

 

余談ですが

あいうべ体操を実施している福岡の小学校では

インフルエンザの罹患率が

5分の1以下に急激に減少しているようです。

 

歯並びが良くなることで

健康状態にも良い影響が及ぼされます。

しっかりと歯磨きをして

清潔な歯を維持し

綺麗な歯並びに近づけていく努力を

おこなって行きましょう。


その②につづく

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