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『推しの引退』と向き合う。ありがとう永野さん。

はじめに

こんにちは!私のnoteに御アクセスいただきありがとうございます。


いきなりですが、本題です。
先日、私が最も応援していた永野健選手が引退しました。タイトルにもありますが、このnoteは私がこの引退と『向き合う』ための文章です。
『向き合う』なのでまだぜんぜん受け止められてないし、実感もないし、泣いて泣いて泣いてしまいには体調崩して(笑)やっと回復してきたかな?と思えば新たな退団情報や代表戦のあれこれにまた気持ちが一喜一憂して…


 でもこうしているうちに、あっという間にオリンピックが終わって、SVリーグが始まるのだと思います。
コーチ姿の永野さんを見て、私はやっと実感できるのかな?コーチ姿もきっとかっこいいけど、やっぱりユニフォーム姿が恋しくなるのかな?ちゃんとチームを応援できるのかな?




 その時にならないときっとわからないのだけれど、今はとにかく永野さんへの感謝の気持ちと、私がどれだけ選手としての彼が好きだったか。これからもバレーボールを好きでいるために、文字に残しておきたい感情や写真たちをまとめておきたいと思い、作ったnoteです。


 拙い文章ですが、優しいバレオタの皆さんはよろしければどうぞ。

ポーズの癖




永野健の何が好きか



 永野健という男。

SNSもやってなけりゃ、ファンクラブがあるわけでもなく、肩で風切って歩くし、口悪いし、せっかちだし、バス乗るの秒だし、親分だし、髭面だし、既婚者だし、万人にキャーキャー言われるような人ではないのは、彼をあまり知らない人でもなんとなく分かるかと思います。なんか自分で書いてて失礼だな😂ごめんね



でもね〜落ちてしまったんですよね。
永野健という男に。


誰よりも仲間思いで優しくて、熱くて、我武者羅で、ええ声で、自分で点が取れないリベロと言うポジションの素晴らしさを教えてくれた人。バレーボールの楽しさをもう一度思い出させてくれた人。


2018年のファイナル、清水さんが怪我して出れない状況でヒコさんがスタメン出場。試合中ずっとヒコさんを後ろからフォローし続け、励まし奮い立たせ続けた姿。良いプレーは全力で褒め称え頭を撫で背中を叩き、ミスはベンチが指摘するまでもなくすぐにコートで反省会。勝負に燃えるギラギラした顔も大好きですが、試合中の永野さんはいつも誰よりも笑顔で。永野健に落ちた瞬間があるのだとしたら、私はあの試合だったと思います。



そして改めて今、なぜその姿に惹かれたのかと考えると『自分もその声に励まされていたから』だと思うのです。


反省は大事、白澤は健児
その優しい手と声が好き
永野さんが居る安心感



その声に励まされた


 ここは少し私の個人的な話なんで、飛ばしてもらって大丈夫です。うっすら目を開けて見てもらっても大丈夫です(笑)


知ってる方もいらっしゃると思うのですが、私は去年の3月までこども園で保育士として働いていたんですよね。10年以上。
楽しいこともあったし、今の自分があるのはこの保育士時代があったからだと思っています。

だがしかし!!!

もうほんっーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっとうに!!!

ストレス!!
ストレス!!!!
ストレス!!!!!!


な、10年だったことにも間違いはなくて。。
子どもは今でも好きだし、先生として働くことに楽しさを感じなかったわけではない。
ただ、身も心も休まる暇のない激務と保育士同士の人間関係、クセ強保護者への対応、変わらない待遇、やりがい搾取、コロナ対応…、、、日々をこなすのがやっとで、知らない間に私は疲れ切っていたのだと思います。



だから転職した今、ご飯を美味しく食べられること、お風呂に入って眠れること、化粧をして朝食を食べて仕事に行けること、人間として最低限のことが苦痛なくできることにどれだけありがたみを感じていることか。

ただ、この当たり前のありがたさを心から感じれるのは、この10年があったからだと思います。そしてこの10年を乗り越えられたのは、永野さんの存在とあの声があってこそ。



試合を観に行くたびに私は勝手に励まされ、勝手に勇気づけられ、勝手にまた仕事を頑張る。その繰り返し。辞めたいと思っても仕事を無責任に手放さず、自分で区切りをつけて最後までやりきれたのは、きっと永野健と言う存在に支えられていたからこそ。



感謝してもしきれない。
ここに文字にしても、きっと本人には届かないだろうけれど、貴方の一挙一動に私は背中を押され励まされ、どんなに辛いことがあっても乗り越えてこれたと思っています。永野さんにそんなつもりは無くても、私は感謝し続けたい。スポーツを応援することの素晴らしさを、今改めて感じます。今までもこれからもオンリーワンの存在でいてください。


ただひたすらまっすぐに
どこまでもかっこいい背中



ここ数年感じていたこと


永野さんの引退発表、私の誕生日前日(笑)
もうねーーー、、参りましたよ😂
このタイミングできたかーってね。



毎年毎年、覚悟はしてきたつもりでした。
永野さんがシーズンぶっ通しでスタメンやってた期間終わり、だんだん伊賀ちゃんが使われるようになってきたな。やっぱりちょっと身体が心配だな。それでも手術して復帰してくれてとっても嬉しかったな。代表やアンダーカテゴリーのコーチとして呼ばれたんだな。やっぱりともちんが移籍してきたな。ベンチ外に居ることが増えたな…
私は永野さんが好きだからこそ、ここ数年の少しずつの変化を静かに見守ってきたつもりです。


ティリさんが監督に就任した際パナ側からいろいろ注文があった中に『世代交代』というミッションがあったと思います。その『世代』という言葉にきっと永野さんは含まれているのだろう、とどこかでわかっていたはずなのに。


どれだけ覚悟をしていても、引退という現実を目の当たりにすると、選手としての永野健を好きだった分だけ、受け止めきれない気持ちが溢れるんだなって思いました。



絶対にあきらめない気持ち
手術からの復帰、嬉しかった。



SVリーグについて


いよいよ今年からSVリーグがスタートしますね。
今まで以上に選手の国内外への移籍が活発になり、外国籍枠が二人になり、運営の仕方も(多分)変わっていくんだと思います。

今までに無くバレーボールが注目されている中で、どんな戦い方をするのか、どんな結果を出せるのか。選手個人にもチームにも、今まで以上に力が求められるシーズンになるのではないでしょうか。



移籍という選択肢が、以前よりも選手の身近になったことは良いことだと思います。良い選手が、より良い環境や出場機会を求めて挑戦できることは、とても良いことです。ただ推しを作るなら、その選手が自分で選んだ道を応援する、これからのファンにとって必要な覚悟になるかもしれませんね。



ただ私はこれまでのシーズン、永野健という存在をずっとパンサーズで見れて幸せでした。このチームを愛してる永野さんが大好きだったし、引退もこのチームで、このメンバーで送り出してもらえて良かった。



移籍をする選手を否定する意味では全くありません。でも私は最後まで『パンサーズの永野さん』であり続けていてくれたことを本当に嬉しく思います。

いろいろなチームを渡り歩いて自分の力を試したり、出場機会や結果を追い求める選手がいても良い。でも一つのチームを愛し、そのチームのために最後まで力を尽くす選手が居ても良い。国内にこだわらず、自分の可能性を自分で広げていく選手が居ても良い。

多様な選択肢が認められ、尊重され、バレーボールがどんどん魅力的なスポーツになっていく。選手が後悔なく選手としての人生をやりきってくれますように。一人のバレオタとして願っています。


かっこいいよおやびん
笑顔の強要w



私は幸せなファン


 自分の好きなチームがリーグで優勝する姿を見る機会って、本当に貴重ですよね。
私は2017/2018シーズン、2018/2019シーズンの優勝を生で見ました。でもそれっきり。去年久しぶりに天皇杯で優勝したけれど、コートには永野さんは居なかった。

まだこんなクソデカ感情が育つ前の、ただただカッコいい永野さんに魅了され始めの頃。今になって、もっと写真や動画撮っとけば良かったなぁとか、もっと試合見に行けば良かったなぁとか思いますが、あのタイミングであの優勝があったから、ここまで永野さんに深入りしてしまったような気もします(笑)



永野さんにとっての最後の大会となった黒鷲旗。
あんなに生き生きとボールを追いかけ、後輩たちを鼓舞し、チームを引っ張っていく姿を、また見せてもらえたことが何より嬉しかった。あの1週間が、最後の最高のファンサービスだったと思います。
試合が終わったあとの涙と、集合写真の真ん中で満足そうな笑顔を見せる永野さんを見て、感動と感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。

動画で永野さんが『これからは、僕のような選手を育てたい』と言っていました。この言葉を聞いて、永野さんの選手人生は幸せなものだったんだろうなと感じました。もちろん良い時も悪い時もあったとは思います。でも、自分のような、と言えるということは、自分の選手人生はきっと幸せで、きっと未来のスター選手にも自分のような充実した選手生活を送ってほしい、というコーチとしてのこれからの想いが含まれているんじゃないかなと思いました。

今までも、これからも、私は永野健という人間が大好きです。心残りと言えば、永野さんが代表だった時代にまだファンになれてなかったのが今でも悔しい(笑)でも、その思いがあったから日の丸をつけた永野さんを一目見ようとクラブ選手権の時に台湾まで一人で飛んでいったりもしました。
いまB代表のコーチをしているけど、いつかコーチやスタッフとしてまた日の丸を付けて大舞台で戦う姿が見れたら良いな、と思っています。



私は、永野健というバレーボール選手を全力で応援できて幸せでした。

永野さんのこれからの人生が明るく充実したものになりますように。

長々とまとまりのない文章ですが、自分の一つの区切りとして文章にまとめておきます。


読んでくださった方々、ありがとうございました!

またあの景色を見るために
新たな決意
金色に包まれて
ありがとう
ありがとう






これ↓しばらくずっと聴いてた(笑)


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